叫んだらやり直しなホラゲー『DON'T SCREAM』に見る、ゲーム実況との“意外なシナジー”

『DON'T SCREAM』とゲーム実況の意外なシナジー

予想のつかない展開が魅力 操作役と指示役でわかれてプレイする配信者たち

 操作する側と、指示する側で役割を分けるという縛りを設けてプレイした配信者たちもいる。いわゆる“二人羽織”のような方式だが、ホラーゲームをこの二人羽織方式でプレイすると、怖さを相手に押し付ける/押し付けられるという格好になるため、お互いに起こるかが予想がつかないのだ。

「叫んだらやり直しホラーゲーム」を役割分担プレイ

 そんな二人羽織方式で『DON'T SCREAM』でやってみるとどうなるか? これに挑戦したのが、ジャック・オ・蘭たんとすぎるのふたりだ。

 すぎるがゲームを操作し、ジャック・オ・蘭たんが叫んだらやり直しという形でスタートした同配信。「そこ行ってみ?」「角に気をつけて?」など細かい指示出しをして進めていくが、ちょっとしたことでビックリする蘭たんをみて、すぎるが「ムリだこれ」「やめる? これ」と呆れてしまうという構図で進んでいく。

 その後も唐突な脅かしに素直に驚く蘭たんに、隣でゲーム進行していくすぎる。仲良し2人ということで会話もはずみ、そもそも会話しているだけで死ぬことが何度もあるほど。「2人でプレイしている」という和やかなムードと、ちょっとしたことにも敏感に反応/驚いてしまう落差。こういった楽しみ方もできると示してくれる動画だ。

 もちろん他にも多数の配信者やストリーマーがプレイしている。「叫ばない」というルールを忘れて思いっきり叫んでビビってしまう人もいれば、口を食いしばって声を押し殺した結果、あわや大惨事にあってしまったVTuberもいる。興味があれば、十人十色のリアクションを見せてくれる配信者たちのプレイングを楽しんでみてほしい。

叫ばないことで尊厳を失う龍ヶ崎リン【DON'T SCREAM】

『Amanda The Adventurer』の流行に見る、“配信者向きのゲーム” 物語が曖昧なほど盛り上がるリスナーとの考察

1998年に映画化、その後にも多くのシリーズ作品が製作され、「ジャパニーズホラー」の系譜に大きな影響を与えた『リング』をご存知な…

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる