「NOEZ FOXX」DJ FOY×DJ WAKIインタビュー チームを立ち上げた理由、波紋を呼んだメンバー加入の裏側、eスポーツへの思いを語り尽くす

DJ FOY&DJ WAKIインタビュー

 ことし7月、Repezen Foxxに所属するDJ FOY、DJ WAKIの両名からビッグニュースが飛び込んだ。なんとeスポーツチームを設立し、競技シーンにも参入するというのだ。

 DJ FOY、DJ WAKIといえば、Repezen Foxxの中でもゲーム好きとしても知られるメンバーだ。特にDJ FOYはTwitchでゲーム配信をおこなうストリーマーとしての一面もあり、プロ選手との交流も深い。

 Repezen Foxxのカラーを色濃く反映したチームの名は「NOEZ FOXX」。一人目のメンバーとして発表されたFisker以降、たぬかな、ねこくん、沖縄に行くために(以下、沖縄)、SilFyと、記事公開時点で5名のメンバーが加入済みだ。

 最初の4人の顔ぶれに、SNS上で大きな反響があった。Fiskerは不倫騒動、たぬかなは問題発言、ねこくんは薬物使用による逮捕、沖縄は過去のチート使用……どのメンバーも一度炎上を経験したことのある人物だ。

 「炎上した人物をとにかくかき集めるやり方なのか?」と思った人も多かろう。しかし、今回のインタビューを通して、それだけに留まらない、DJ FOYとDJ WAKIが“競技シーンと選手の才能”に向ける熱い思いを聞くことができた。(編集部)

「自分たちが応援するチームは、自分たちが持っていたら一番熱が入る」(DJ FOY)

DJ WAKI、DJ FOY

ーーまずはDJ FOYさん、DJ WAKIさんのゲーム遍歴から伺わせてください。FPS・TPSを問わず、お二人とも結構なシューティング好きですよね。

DJ WAKI(以下、WAKI):シューティング系でいうと、僕はFOYに誘われて『スプラトゥーン』を始めたのが最初ですね。

DJ FOY(以下、FOY):あー! そういえばそうやね!

WAKI:『Apex Legends』は僕が先に始めて、今度は僕がFOYを誘ったんです。そうしたらFOYも『Apex Legends』にがっつりハマって、そのタイミングで僕がちょっとゲームから離れて、っていう。なんか謎のこう、ね(笑)。

FOY:そうそう。ちょっと変な感じだけど、一緒にやっているようでやってないんよね(笑)。

 僕はもともと上京するまでは全然ゲームに触れてこなかったんです。けど、上京したときに、小学校からの友だちとルームシェアを始めて。そしたら、そいつがずっと『PUBG: BATTLEGROUNDS』をやってたんですよ。それで僕も始めました。

 自分がやるようになったら、YouTubeで動画とかも観るようになって、そこで関さん(関優太/ZETA DIVISION)を知って。そこからがっつり「4BR」(※)にハマったんですよ。「この人ら、おもれー!」って(笑)。

【※4BR……プロゲーミングチーム・「DeToNator」に所属していたSHAKA、StylishNoob(現・関優太)、SPYGEA、YamatoNの4名を呼ぶ際の呼称。現在は全員がDeToNatorを離れている】

DJ FOY

ーーめちゃくちゃわかります(笑)。あの当時はそういう方がすごく多かったですよね。

FOY:ですよね(笑)! それで、その後から僕も配信とかをするようになって、WAKIも誘って一緒にゲームをしたり、僕が『VALORANT』を始めたり、っていう風に過ごしていたら、今回のチーム設立の話が出て。せっかくやったら、ってことで今に至る感じです。

ーーしっかり競技シーンを視野に入れたチームにされるということで、設立の経緯や背景を教えてください。

FOY:ひとことで言っちゃうと、自分がすごく“競技シーンを好きだから”です。

 競技シーンを観ているゲーム好き・eスポーツ好きの人たちって、この選手が好きだからチームを応援するっていう人もいれば、選手個人が好きっていう人もいて、応援してる一人ひとりにそれぞれ応援の形があると思うんですよ。

 それで、まさに僕もそうなんですけど、1個のチームに絞って応援できている人って本当に少ないんじゃないかって。この選手は好きだけど、あっちのチームも好きだし「うわー、どうしよう!」ってなっちゃうんですよ。競技シーンを観始めた『PUBG』でさえ、応援したい選手がたくさんいて頭抱えてましたからね(笑)。

 そこで、「じゃあ、自分たちで作ればいいやん」みたいな。自分たちが応援するチームは、自分たちが持っていたら一番熱が入るじゃないですか。そうしたら、自分たちのチームを応援できるし、好きなことの「好き」をより見つめられるし、一番いいやん! ってことで、作りました(笑)。

WAKI:ゲーム界隈はそういう人が多いイメージあるね(笑)。選手の移籍も激しいしさ。

FOY:そうなんよ! だから前シーズンはこのチームを応援しよったけど、今シーズンは移籍先のチームを応援する、みたいなのがめちゃくちゃあるんよ(笑)。

ーー元々すごく熱意があったんですね。FOYさんからチーム設立の話を持ちかけられた時、WAKIさんはどう感じました?

WAKI:さっき、シューティング系は『スプラトゥーン』から、って話をしたんですけど、僕もゲーム自体は昔から大好きなんですよ。子どもの頃からゲームをしてきて、そうしたらFOYがストリーマーとしてゲーム界隈にがっつり入り込んでるじゃないですか。だから、そうやって誘ってくれたこと自体がめちゃくちゃうれしかったですね。もう、二つ返事でOKしました(笑)。

DJ WAKI

FOY:本当にありがたかったです。僕、めちゃくちゃしっかり“してない”人間なんで(笑)。自分のことを俯瞰でみたときに、どれだけ肯定的にとらえてもしっかりしてないんですよ。そんななかで、Repezen Foxxのメンバーで一番しっかりしてて、ゲームも好きなWAKIが一緒にやってくれるっていうのは心強いですね。彼以外とは一緒にチームできる気しないです(笑)。

ーー元々は「MG WAKI」でしたもんね(笑)。チームを設立してまだ間もないかと思いますが、ここまでで何か苦労したことなどはありますか?

FOY:いやー、今のところはないよな? これからだよね。

WAKI:これからだねー(笑)。

FOY:これからの壁が高すぎて、これまでを振り返ってられないです。

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