『バチェラー・ジャパン』S5・1~3話ーー“令和のバチェラー”では女性同士が争わない? 子育ての話もシビアに判断する前代未聞の展開
他にも西山や社長秘書の尾崎真衣(おざきまい)が長谷川とのデートでお互いの話をしてサプライズローズを受け取る中、なかなかデートに誘われない参加者の不満が爆発。中でも呉服店勤務の輿水りさ(こしみずりさ)は長谷川への思いが強い分、嫉妬が怒りに変わりつつあった。しかし、同室の女性と愚痴を言い合っている最中に長谷川から輿水にデートのお誘いが。「どんな気持ちで会えばいいのかわからない」と口では言いながらも喜びを隠せない輿水。そんな待望の浴衣デートでは、「恵一のことを愛している」と“好き”よりももっと強い思いをまっすぐに伝える。そのストレートな言葉が長谷川の心に突き刺さったようだ。思わず自分も好きと言ってしまいそうな気持ちを抑え、長谷川は輿水にサプライズローズを渡した。
そしてもう一人、長谷川と二人きりの時間を過ごしたのが大内だ。当初は緊張から上手く長谷川と喋れず、何度も泣き出してしまっていた大内が、一対一のデートでは落ち着いた対話を楽しむ。『バチェロレッテ・ジャパン』に参加したことで得た学びや、パートナーに求めることなど、様々な質問を通して長谷川を知った大内。みんなが宿泊するヴィラに戻った後、彼女は「リスペクトできる部分も多く見えたし、気持ちがプラスに向いた」と自身の体験を語る。他の女性たちはそれに嫉妬することなく、大内の話を通して長谷川に対する不安も取り除けた様子だ。本作は婚活サバイバル番組ではあるが、向き合うべきは長谷川であって、女性同士で争っていても仕方がない。お互い支え合いながら、旅を続けていく女性たちの姿にスタジオMCの指原莉乃も「令和のバチェラー!」と感心していた。
ちなみに今回から、GENERATIONSの片寄涼太がゲストMCとして番組に参加。『バチェラー・ジャパン』シリーズのファンである片寄が気になったメンバーは、終始ミステリアスな月田。消極的で口数の少ない彼女だが、カクテルパーティーで他の参加者が長谷川に積極的に話しかけにいく様子を「米騒動が始まった」(長谷川はお米が美味しい新潟県出身)と表現するなどユーモアに富んだ一面もあり、エピソード3の段階でまだ残っている。かつて自身もなかなかバチェロレッテに話しかけられなかった経験があるからか、月田を気にかけている長谷川。その優しさが今回の旅で吉と出るか、凶と出るか。いつもとは様相が異なる令和のバチェラーから目が離せない。
画像=(C)2023 Warner Bros. International Television Production Limited