世界に一台のマイ・コントローラーを「Xbox Design Lab」で作ってみたら大満足 PCやゲーム機がなくてもOK、スマホでも“本格ゲーム体験”
コントローラーが好きだ
正確に言えば、インターフェイスが好きだ。コンピューティングの世界ではソフトウェア・ハードウェアいずれにおいても「インターフェイス」という言葉がさまざまな場所で使われるが、これを包括して日本語に訳すなら「操作を司るもの・操作感」となるだろうか。たとえば「iPhoneはタッチパネルをインターフェイスに採用している」などと使う。「マウス」も「キーボード」もインターフェイスだし、それを使って操作するアイコンやウインドウも「グラフィカル・ユーザー・インターフェイス」だ。
人は「操作」に喜びを見出す生き物だと思う。コントローラーを操作して、意図した動きが帰ってくること、あるいは予想もつかない動きが生まれること。操作という行動はなにかをコントロールすることに対する全能感と、まだ見ぬ動きへの不安や期待、この少し矛盾した二つの感情を生む。ラジコンやドローンの本質的な面白さはここにあると思う。
キーボードやコントローラーは“なにか”をコントロールするためにあり、“なにか”がなければただのボタンやホイールの集合体だが、僕みたいな人間は操作するモノがなくてもキーボードやコントローラーをついつい買ってしまう。そんな人間にとって「Xbox Design Lab」は最高のWEBサイトだ。
「Xbox Design Lab」でオリジナルデザインのXbox コントローラーを作る
ここでは、好きな色、パーツを組み合わせてXboxのコントローラーをデザインできる。そしてこのコントローラーのすごいところは、手元のスマホにバッチリ対応しているということだ。iPhoneもiPadもAndroidも、『Xbox ワイヤレスコントローラー』に対応しているし、対応しているゲームも数多い。
というわけで、この記事の趣旨は、「Xbox ワイヤレスコントローラーとお手持ちのスマホで、本格的にゲームを楽しもう!」ということである。これなら僕の家にやみくもにコントローラーが増えてもそこまで後ろめたくないし、やりたかったゲームを買う口実にもなる。
もちろん「Xbox Design Lab」はすでに『Xbox Series X|S』を持っているひとや、ゲーミングPCでバリバリゲームを遊んでいる人にもぜひ楽しんで欲しいサービスだ。しかし、「ゲームは面白そうだけど、家にゲーム機もテレビもない」という人は結構いるはずで、そうした人たちも手元のデバイスで本格的なゲーム体験をできる、しかも自分だけのデザインのコントローラーで! というのはもっと知られてほしいのだ。
さて、さっそく「Xbox Design Lab」にアクセスしよう。ここでは『Xbox ワイヤレス コントローラー』『Xbox Elite ワイヤレス コントローラー 2』のいずれかを選んで、好みのデザインを作っていく。今回は『Xbox ワイヤレス コントローラー』を選択した。続く画面ではいよいよカスタムが始まる。『Xbox ワイヤレス コントローラー』では、下記の項目について色を自由に選んでカスタム可能だ。
■本体/背面のカラー
■ラバーグリップの有無/バンパーのカラー
■トリガー/Dパッドのカラー(追加料金でメタリックカラーを選択可能)
■サムスティック/ABXYボタンのカラー
■表示・メニュー・共有ボタンのカラー/エングレービング(刻印)の有無
ウインドウ左側に表示されるコントローラーはドラッグアンドドロップで自由に角度を変えて見ることができる。また、スマートフォンやタブレットでも操作可能だ。
デザイン作成画面の左下にある、コントローラーにチェックマークの入ったボタンを押すと、デザインしたコントローラーをさまざまな角度で確認できるカッコいいカットが自動で生成される。この画像を見てデザインの良し悪しを判断するのもおすすめだ。僕もさまざまな色を試し、2案に絞った上でこの画像を見比べてウンウンと悩んでしまった。
デザインが決まったら「チェックアウト」をクリックし、発送先住所と支払い方法を選択して「購入」ボタンをクリックしよう。
購入手続きを終え、ちょうど1週間で発送通知メールが届き、10日後には手元に発送された。早い!