意外とCAはキラキラしていない? CA兼YouTuberが発信する“職場のリアル”
旅行に役立つコンテンツや、現地の様子をほぼリアルに体験できるYouTubeは、旅行好きな方にとって必須であろう。旅行好きな方なら、ぜひ視聴してほしいYouTubeチャンネルがある。チャンネル名は「関西弁CA / Ryucrew」で、チャンネル登録者数は17.7万を誇る。
関西弁CA / RyucrewことRyucrew氏は、大阪府出身、カナダのバンクーバー在住の男性客室乗務員(CA)である。チャンネル名にもあるように、関西弁を使って軽快に喋るのが特徴だ。もともと、少しの期間だけ日本の航空会社で働いていたが、24歳のときにカナダの永住権を取得、その後カナダの航空会社に客室乗務員として採用された。その最中、2020年の新型コロナウイルス感染拡大を受けて、同年4月以降のスケジュールが空白となってしまう災難に見舞われた。この逆風のなかで彼は「何かに挑戦したい」という想いのもと、同年5月にYouTubeチャンネルを開設。その後、動画投稿を継続していくことで徐々に人気を伸ばしていき、17.7万人というチャンネル登録者数を獲得し、人気YouTuberとなった。
彼のコンテンツの魅力のひとつは、やはり彼だからこそ伝えられる、質の高い情報にある。当チャンネルで再生回数の多い動画の特徴を見てみると、「CAが教える、ホテルに入室したら必ずチェックすること」「CAが教える、飛行機のNG席」など、旅行者にとって役立つコンテンツが特に人気である。CAならではの視点から語られる飛行機やホテルの情報は、客側である我々からすると、目から鱗な情報も多い。たとえば「CAが教える、飛行機のNG席」の動画では、「座席番号は数字の1と英語のI(アイ)が似ているため、I(アイ)は使わない」、「飛行機でしっかり休みたい人は、トイレから少し離れた“窓のない”窓側の席がおすすめ」など、旅行好きな方にとっては、必見な情報を解説してくれる。
また彼の動画は、お役立ちコンテンツだけでなく、エンタメ性を含んだコンテンツもおもしろい。たとえば、2023年7月に公開した「【ノンフィクション】これが本当のCAの姿!ホテル引きこもり。」という動画では、実はまったくキラキラしていないCAの実態を、彼の軽快なトークとともにノンフィクションで伝えている。6時間半のフライトを終えたRyucrew氏は、ホテルで朝の9時から夕方まで昼寝をし、夜までお菓子やサラダを食べながらベッドでダラダラするという、意外とインドア派が多い客室乗務員の実体を明かしている。そんなオンオフのギャップはありつつも、さすがは関西人と言うべきか、トーク力が高くて引きこまれ笑いを誘われる。彼のおもしろさに惹かれて動画を視聴する視聴者も多い。
このように「お役立ち動画」と「エンタメ性を含んだ動画」で、常に視聴者の役に立ち、また笑いを誘っている。いずれも、彼のCAとしての経験があるからこそつくり出せるコンテンツであり、質の高い情報発信だからこそここまでの人気を集めてきたのだろう。実際に、視聴者も「たいへん良いアドバイスをありがとう」「Ryucrewさんの動画では何度も笑ってしまう」といった好意的な感想が目立つ。旅行好きの方は、この機会に関西弁CA / Ryucrewの動画を視聴することをおすすめする。
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