仲里依紗「女優の現場密着シリーズ動画」は、なぜ同性からの支持を多く集めるのか

　女優の仲里依紗が4月26日、自身のYouTubeチャンネルを更新。「TOKYO MERの舞台挨拶密着したらついに賀来賢人大先生に挨拶させることに成功したからみてー」と題した動画をアップすると、急上昇ランクに入るなど、話題を呼んでいる。

　現在、全国公開中の映画『TOKYO MER～走る緊急救命室～』。本作では「死者を1人も出さないこと」を使命とする医療チーム・TOKYO MERが、地上70階に取り残された193名を救うミッションに挑むさまが描かれている。仲は、鈴木亮平演じるチーフドクター・喜多見幸太と再婚した千晶役に扮する。

　これまでも仲は自身のYouTubeチャンネルで“女優の現場密着シリーズ動画”を公開してきた。それらの数々はいずれも視聴者から好評を博している。たとえば、2021年11月24日にアップされた動画では映画『土竜の唄 FINAL』舞台裏の様子が届けられた。1週間のYouTube休止後だっただけに、ファンから歓喜の声が上がり、125万回再生を記録した（4月29日現在）。

　2023年1月7日はNetflixシリーズ『今際の国のアリス』シーズン2舞台挨拶の舞台裏を公開。冒頭では、自宅の給湯器が壊れてしまって、事務所関連のお風呂を借りることを告白する仲の姿が。そういったチャーミングな様子から始まった動画は137万回再生を突破している。

　NHKドラマ10『大奥』の撮影に密着した動画は2月8日に公開された。朝5時ピッタリに起きた仲はさっそくカメラを回し、起床と共に撮影スタート。起きなきゃいけないけれど、起きられない……そんな等身大の姿を確認することができる。多くの働く人からの共感を集めたと思われるこちらの動画は254万回再生を記録した。

　そんな中で、4月26日に『TOKYO MER～走る緊急救命室～』の舞台挨拶密着映像が公開に。スタッフと仲良く会話を繰り広げながらメイクする様子など、女優の現場ならではの貴重映像が確認できる。また、仲のYouTubeチャンネルで名前がよく挙がる俳優の賀来賢人も登場。この共演に仲のファンからは「ついに賀来賢人大先生が出てきたのはなんか感慨深い...！笑」といった歓喜の声が上がった。動画公開からたったの3日で、182万回再生を記録しているのは驚異的な伸びだといえるだろう。

　仲の動画が人気を誇る理由はまず「共感」が挙げられるのではないだろうか。役者業という一見華々しい世界の職業を選んでいる仲だが、動画では台本を覚えることの辛さだったり、まだ陽が昇っていないような早朝に起きて現場に向かうことだったり、ありのままの姿を伝えてくれている。仕事をしながらも、子育てを両立させている人は、仲のそんな姿に元気をもらえることだろう。

　さらに仲のナレーションだったり、編集のテロップもシャレがきいていて、見るだけでクスッとできる。たしかな演技力とYouTubeで見せる“素顔”のギャップに、多くの人が魅了されているはずだ。同性からの支持が厚いのもうなずける、自然体のキュートさを堪能することができる。

　女優としての仲里依紗の姿しか知らないーー。そんな人はぜひ、YouTubeチャンネルをチェックしてみてはいかがだろうか。また違った仲の魅力を知ることができるはずだ。