『今日好き 夏休み編2023』3話ーーグループ分けが残酷な結果に? 心変わりをするメンバーが続出

『今日好き 夏休み編2023』3話

しょう&のあ、それぞれの一途な想いは届くのか?

 問題は、しょう。こちらも前述の通り、ゆづきのキモチが自身から離れかけている。ひとりの相手に決め切ったときの強い一途さは、これまでの旅で何度も証明されてきたわけだが、『夏休み編2023』ではどうだろう。

 ゆづきと合流し、水族館でのフリータイムが始まると早々に2ショットに。とにかく一緒にいるだけで楽しいと、何度も繰り返すしょう。途中には、あくまでも苦手だというが「これからも一緒にいたいと思うし」「オレはもう変わらないかな。決めた。ゆづきに決めた」と、相手に嫌われていないことを確認しながら、自身の想いを徐々に、また徐々にと強くアピールしていく姿が印象的だった。

 そんなしょうが用意してきたお土産は、ハローキティの耳(カチューシャ)。前日、ゆづきの誕生日が、ハローキティと同じ11月1日だとを教えてもらったことから選んだアイテムだが、彼女の目を瞑らせて頭に装着するも、目を開けたところで……「あ、目、開けてもわかんないか」と、ほぼ一人ツッコミ状態に。目の前の相手を喜ばせたいあまり、視覚の限界に挑戦してしまうしょうのかわいさは、昨年秋の旅に参加した頃からいい意味で変わらない。そのまま、水族館の水槽を鏡にさせてあげるなど、この時間の愛しさこそ、しょうが最初に口にしていた一緒にいることの楽しさにほかならないのだろう。

 最後に注目したい継続メンバーは、のあ。はなみちとは離れ離れとなったものの、この日の夕方、女子メンバーでの“花くじ”により、気になる相手とふたりきりで、特別なナイトリバークルーズを楽しめる権利を獲得することができた。指名した相手はもちろん、はなみち。ここまでの不利な戦況を捲り上げる一大チャンスである。

 が、思い出してほしい。のあと同じく、はなみちと半日の間、同じ時間を過ごせずにいて、かつナイトリバークルーズにも行けない女子……。そう、まう(小國舞羽)のことだ。もしかするとこの日は、はなみちと一言も話することも、グループ行動で購入してきたお土産を渡すことも叶わないまま、1日が終わるかもしれない。まうの心のうちを考えると、思わず頭を抱えてしまう。意外にも、今回のグループ行動が影を落としたのは、継続メンバーではなく、まうだったのだ。

 はなみちを想うわか、わかを想いながらもゆづきを気になってしまうさつき、さつきを好きになりかけているゆづきと、そんな彼女に想いを絞ったしょう。数珠繋ぎな関係性に釘付けとなってしまった今回の3話。4話では、ここから巻き返しを図るのあと、背水の陣なまう。ふたりの“はなみちガールズ”の逆転劇に期待したい。

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