『Weekly Virtual News』(2023年7月24日号)
CAPSULEにFLOWも……VR世界に乗り込む著名人と、自販機の前に集まる“バーチャルなひと”
VTuberはサントリーの自販機の前に集う
VRの世界にやってくる人が増えつつある一方で、バーチャルから現実にやってくる人も近年は多い。最近のユニークな事例でいえば、サントリーの公式ツイッターが発信した「#3次元にいたらこれくらい」という企画だ。
#3次元にいたらこれくらい
サントリーさんとのコラボで、身長をくらべにストリートスナップ撮影しに行ってきた~!久々の外出ですぐ一服した☕ pic.twitter.com/iJpuLeHv1t— CR うるか (@ow_uruca) July 14, 2023
#3次元にいたらこれくらい
サントリーさんとのコラボで、自販機と撮影をしてきました~!
俺自販機とだいたい同じくらいの身長なの意外やったなぁ!発見やわ!
中々ない撮影で楽しかったぞ! pic.twitter.com/jDRvWznGM9— 夕刻ロベル🍷ホロスターズ2期生 (@yukokuroberu) July 14, 2023
ストリーマーのうるかや、『ホロスターズ』所属VTuber・夕刻ロベルなどを起用し、そのバーチャルな身体が「現実の自販機の前ではどのくらいのスケールなのか」を見せる画像を投稿するという企画である。この2名で終わりかと思いきや、サントリーはこの企画に用いた自販機画像を無料で公開した。
結果、ハッシュタグ「#3次元にいたらこれくらい」には、様々なVTuberやVRの住人による、「自分のアバターはこのくらいのサイズ」を示す画像・動画がたくさん集まっている。高価な機材を用いることなく、サントリーというある種のメディアを媒体に、たくさんのバーチャルの存在が現実へ繰り出している、おもしろい現象だ。
もともと、サントリーはVTuber・燦鳥ノムを運営しており(現在も不定期で活動中)、昨年にはライターのARuFaを起用し、メタバースをテーマにしたCM動画を発表するなど、この領域には人一倍関心のある企業である。コンスタントにユニークな企画を展開するサントリーの動向は、今後も見続ける価値がありそうだ。