『Adobe Firefly』Web版が日本語でも使えるように! プロンプトが100以上の言語に対応を拡大

『Adobe Firefly』が日本語に対応

 アドビから今年3月にリリースされた『Adobe Firefly(ベータ版)』。5月には『Photoshop(ベータ版)』に搭載され、現在では『Adobe Express(最新バージョンのベータ版)』や『Adobe Illustrator(英語ベータ版)』など、さまざまなアプリへの対応を進めてきた。そんな『Adobe Firefly』にビッグニュースが飛び込んできた。なんと、Web版『Adobe Firefly』のプロンプト入力時の対応言語が日本語を含む100以上に拡大するとのことだ。

 これまでの『Adobe Firefly』では、ジェネレーティブ機能を利用する際ーーたとえば空をゆらめくオーロラを生成させたければ「Northern lights」といった具合に英単語で指定する必要があった。しかし、今回のアップデートで「オーロラ」と日本語による指定も可能になる。現状ではまだ開発段階とのことだが、今後ユーザーからのフィードバックをもとに改良を重ね、さらなる性能強化を目指すようだ。

 また、ユーザーインターフェースにおいても20か国以上の言語に対応する。日本語をはじめ、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語などが利用できるとのことで、こちらもうれしいニュースだ。

 同社が10年以上かけて実装してきたさまざまな強力なクリエイティブツールのなかでも特に大きな変化をもたらすであろう『Adobe Firefly』。これまでは英単語によるプロンプト入力だけだったが、それが日本語で使えるとなればさらにイメージをAIに伝えやすくなる。誰でも手軽にクリエイティブを産み出すことができるようになる時代は近そうだ。

 冒頭でも述べたが、『Adobe Firefly』のベータ版が発表されてからまだ半年も経っていないなかで、これだけスピーディにアップデートを重ねているアドビ社には驚かされる。また、これはあくまでも推測だが言語のローカライズに着手し始めているということは、正式リリースも近いのだろうか。ベータ版の現在はまだ商用では利用できないが、正式版で使えるようになればかなり夢の広がる技術なだけに、今後も引き続き注視していきたい。

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