Metaの新SNSアプリ『Threads』はTwitterの移行先候補筆頭となるか 現段階の情報から推察する

Meta『Threads』はTwitter移行先筆頭か

『Threads』は「Instagram」×「分散型SNS」の可能性も?

 ところで、Metaはことし3月ごろに分散型SNS『P92』を開発中と報じられている。ThreadsがP92と同一のものかは不明だが、もしそうであるならばこの新サービスは大きなポテンシャルを秘めているだろう。Forbesが報じた内容によれば、P92はMastodon・Misskeyなどで利用されている分散型プロトコル「ActivityPub」も利用可能とされているからだ。もちろん、まったく別のアプリである可能性もあるので期待を持ちすぎるのもよろしくないのだが、Instagramのユーザー基盤と分散型SNSを束ねることができるとなれば、勢力図を一挙に塗り替えるだけの力があると筆者は見ている。
(参考:https://forbesjapan.com/articles/detail/61554

 企業やメーカーのなかには、すでにInstagramアカウントを運用しているところも多い。となれば、Threadsへの移行ハードルは相当に下がるし、共通のアカウントなのでむしろ管理の手間が減る。ユーザーの間でも、今回の騒動を受けて「Instagramもアカウント作ってみた」「また使いはじめた」という声をちらほらと見かける。テキストベースのアプリでないために「Twitterの代わりにはならない」と選択肢から外していた人も、Threadsならあるいは利用していけるかもしれない。いずれにせよ、アカウントはInstagramのものを流用できることが確定しているので、7月6日のリリース後にサービスの詳細を確認してから利用するかを決めても遅くはないだろう。

『Threads』(App Store)※iPhone用App Storeからのみ予約注文が可能。

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