Twitter、仕様変更でツイートの読み込み数に制限 イーロン・マスクは「暫定的な対応」と発表するも緩和時期は不明

Twitter障害発生、タイムライン読み込めず

 7月1日21時ごろよりTwitterで「障害が発生している」との報告が相次いだ。ブラウザ版のTwitterでタイムラインが取得できず「問題が発生しました。再読み込みしてください」「制限に達しました」などとメッセージが表示されたためだ。いいね欄やメディア欄は読み込めることから、最新ツイートの呼び出しに関するAPI周りの不具合とみられていた。

 トレンドには「Twitter不具合」「ブラウザ」「TL更新」など障害に関するキーワードが多数並んでおり、Downdetectorでも障害発生の報告が相次いだ。後者のWEBサイトでは21時ごろより数千件、その後1~2時間のあいだで5000件規模の報告が相次いで寄せられる事態に。

 しかし、7月2日、日付が変わってすぐの2時ごろにイーロン・マスク氏がツイートを投稿。「極端なデータスクレイピングとシステムへの操作に対応するため、一時的な措置として制限を設ける」と発表した。制限の内容は以下のようなもので、これがどの程度継続するかは明かされていない。

〈制限の内容(原文&編集部訳)〉

・Verified accounts are limited to reading 6000 posts/day
認証済みのアカウントは6000ツイート読込/日まで
・Unverified accounts to 600 posts/day
未認証のアカウント(通常アカウント)は600ツイート読込/日まで
・New unverified accounts to 300/day
新規アカウント(作成したばかりのアカウント)は300ツイート読込/日まで

 なお、この制限は認証済みで8000ツイート/日、未認証で800ツイート/日、新規アカウントで400ツイート/日に緩和されるとのこと(緩和する時期は未発表)。

 また、イーロン・マスクはあるユーザーが投稿した「依存症から解き放たれるときが来た。公園で会おう」というツイートに「もう一度草の感触を」と返答している。

 なお、同氏は仕様変更後に自身も制限にかかったことをツイートしている。この記事を執筆している7月2日の朝4時半現在、トレンド欄はTwitter関連のワード、あるいは避難先・移住先として話題になったMisskey.ioなどで埋め尽くされている。今後の同社の対応に注視したい。

Twitterのトレンド欄(2023/07/02 04:30時点)

(アイキャッチ画像=Photo by Pixabay)

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