連載:カップルYouTubeクリエイターと○○(第四回)
「YouTubeを始めてケンカの重要性を知った」 ともかほちゃんねると考える“カップルの仲直り方法”
誰にとってもYouTubeはもはや手放せない存在だ。多種多様なYouTubeクリエイターが人気を集めるなか、男女の恋模様を動画にして共有する“カップルYouTubeクリエイター”というジャンルも盛り上がりを見せている。リアルな男女の恋愛の様子から、友達のような関係のビジネスカップルまで、まるで友達の恋愛談を聞くような感覚で楽しめるカップルチャンネルは、若い世代を中心に人気を博している。
普通の大学生と会社員だったカップルから、登録者数25万人を誇る人気クリエイターへと転身した「ともかほちゃんねる」が、自らカップルYouTubeクリエイターにまつわるアレコレを語るエッセイ連載『カップルYouTubeクリエイターと〇〇』。
ルーティン・料理・旅行・同棲の悩みなど、生活感に溢れた同棲カップルの日常コンテンツを中心に投稿し、その等身大の姿が視聴者からも共感を集めている2人は、カップルYouTubeクリエイターをどのように考えているのか。第四回はカップルとして動画投稿を始め、現在は夫婦である2人に、「カップルの仲直り方法」というテーマを投げかけてみた。
YouTubeを始めてからちゃんとケンカができるようになった
ともや:以前の僕は、意欲的に行動するタイプではなく、自分の意見もあまりなくて。二人で出かけるときも、かほの行きたいところに行くことが多かったんです。でもYouTubeを始めてから、「こんな企画をやりたい」「こういう編集をしてみたい」というように自分の意見がどんどん出てくるようになって。そうすると、必然的にかほと意見がぶつかることが増えるので、ケンカをすることも多くなったという感じですかね。
かほ:これが会社のような組織だったら、キチンと企画書を作って会議をして、みんなで情報を共有しながら物事が進んでいくと思うんですけど。私たちの場合は、そこが省略されて十分に言葉を交わさないので、どうしても認識のズレが出てきてしまうんです。
ともや:たぶん、僕が言葉足らずなんですよね。基本的にYouTubeの企画を思いついて、まずはこういうシーンから始めて、ここでこういうことをして〜と構成を考える段階で、自分のなかではもうイメージが出来上がっているんです。それをきちんと伝えないといけないんですけど、かほなら何も言わなくてもわかってくれるだろうと思ってしまっているところがあるんです。だから、いざ撮影する段階になって、かほが「えっ、そこはこうじゃないの!?」みたいになって、ケンカになるという。