公式配信者=成功者か? トレンド1位でも落選……モンハン実況者・Mハシの葛藤からクリエイターの幸せを考える
寸劇を継続するか、公式配信者に選ばれることを目指し、動画の方向性を変えるのか。「そのうち覚悟を決めないといけない」述べながら、究極の選択を迫られたMハシが下した決断とは何か。Mハシは、「(公認配信者に選ばれる)そこまで頑張る」と、現段階では寸劇を辞めないと決断したのだ。
この決断に、視聴者からは多くの喜びと声援が寄せられているのだが、なかでも興味深いのは「Mハシ=モンハン」というイメージが浸透していることに触れるコメントが複数あることだ。Mハシは公式配信者に選ばれないことを嘆いているが、公式配信者に選ばれなくとも、Mハシのモンハン愛と面白さはしっかりと視聴者に伝わっている模様。Mハシの寸劇が視聴者のハートをがっちり掴んでいることが読み取れる。
YouTubeは“好きなことで生きていく”を実現できるプラットフォームであり、多くのYouTuberたちが夢を叶えてきた。その一方で、ときにはMハシのように「やりたい事」と「夢」の間で揺れるクリエイターもいるのだ。Mハシのようなクリエイターの場合、何がクリエイターとしての成功、幸せなのか……。
Mハシの「寸劇をやめない」という決意は、寸劇を続けながら公認配信者になるということが目標であり、夢であることを示している。これが実現するとなれば、成功どころか“大成功”ではないだろうか。そして、数えきれないほどのYouTuberが存在する昨今、Mハシが寸劇というやりたいことをYouTubeで配信し、生活できている様子をみると、これはこれで幸せであり、クリエイター人生としては成功ともいえる。
Mハシは「夢」と「やりたいこと」の間で葛藤しているが、やりたいことで多くの視聴者に支持されていることを踏まえると、YouTubeでの活動はすでに成功しているのでは、と考えさせられる。幸せや成功の定義はそれぞれ違うものだが、公認になれなくとも、視聴者から多くの温かい声援が送られ、Twitterトレンド1位を獲得したMハシは成功者といっていいだろう。