2023.05.28 16:00

大自然で生ビールを味わえる幸せ　 “アウトドア飲み”を豊かにするデジタルガジェットに乾杯！

文＝小川太市、写真＝佐々木龍、撮影協力＝山下穂尊

　自宅で手軽に生ビールが飲めるとビール愛好家達に人気なのがホームビアサーバー。今回、アウトドアシーンで楽しみたいと借用したのがアサヒビールが手掛ける「THE DRAFTERS（ドラフターズ）」の『本格泡リッチサーバー』。アサヒビールがこれまで培ってきたノウハウを投入し、誰でも簡単に美味しく本格的な生ビールが楽しめるのがポイントだ。

　詳細は後述するが、電源を繋いで専用ガスボンベなどを設定するだけと手間入らずなのも嬉しい。基本的には室内使用を想定しているが、電源を確保すればベランダや屋外でも使うことも可能。今回は別途、ポータブル電源を用意して山の中で生ビール体験をしてみた。

新サーバーとして新たに加わった木目調の「WOODY SERVER」

　2021年5月に”ビールに自由と冒険を”をテーマに誕生した「THE DRAFTERS（ドラフターズ）」は好きな時に好きな所で生ビールを楽しみたいという人々に向けた会員制サービス。サーバーはレンタル制で定期的に生ビール缶が届くという仕組みだ。これまでは紺色のサーバーのみだったが、2023年の3月からはこちらの「WOODY SERVER」も加わり、2カラーでの展開に。新カラーはスタイリッシュな木目調。落ち着いたデザインは室内にも合うが、野外でも緑豊かな場所でも映えていい感じ。会員になるとサーバーレンタルにプラスしてミニ樽とミニガスが届く仕組みとなっている。

分かりやすい構造でセッティングは誰でも簡単に

　セッティングが分かりやすいのも「THE DRAFTERS（ドラフターズ）」の良いところ。届いたミニ樽を冷蔵庫でしっかり冷やしておき、付属のミニガスボンベを本体にセット。後は各種チューブなどを繋いで、付属の受け皿などをセットすれば基本的にはOKだ。

冷却モードは2パターン。「エクストラコールド」も自宅で飲める

　サーバーの冷却モードは2パターンあり、約4度の「STANDARD COLD（スタンダードコールド）」、氷点下（マイナス2〜0度）の「EXTRA COLD（エクストラコールド）」から選べる。飲食店でしか飲めないエクストラコールドが自宅で飲めるのは「THE DRAFTERS（ドラフターズ）」ならでは。目安として1時間〜2時間（スタンダードコールド）、3時間〜4時間（エクストラコールド）となる。屋外で使う際は大容量のポータブル電源があると安心だ。

待望のゴールデンタイムはこだわりグラスで如何？

　セッティングを完了させ、しっかり冷やしたらゴールデン（ビール）タイムはまもなく。せっかく飲むならグラスにもこだわりたい。会員向けに販売されているジョッキやタンブラーも活用すると、よりこだわり感がアップする。タンブラーは薄ハリ製で200ml対応。

タップノズルは2種類で液体と泡を別々に注げる仕様

　ビールを注ぐ際は付属のタップカバーを外す。下面にあるノズルは２種類あり、ビールと泡が別々に注げる仕組み。上部のレバーを手前に引くとビール、奥に倒すと泡が注げる。美味しいビールを注ぐコツは、ビールを注ぐ際にグラスを斜めに傾けてグラスの内面に泡が立たないように静かに注ぎ、7割程になったら、残り3割を泡として注ぐ。慣れないウチはビール8割、泡2割という感じだったが、数回やるとコツが掴めて7：3状態を作れるようになる。自分で工夫しながら注ぐ楽しみが生まれるのもホームビアサーバーならでは。

クリーミーな泡も美味。BBQとの相性もピッタリ。

　「本格泡リッチサーバー」と命名されただけあり、お世辞抜きに流石の泡のきめ細やかさとフワフワ感。試飲した所、しっかり冷えたビールの旨さもさることながら、泡自体の甘みなども感じられてビールって泡も美味い！　と再認識。アウトドア＆ビール好きの山下穂尊さんにも試してもらったが「どこでも生ビールが注げるのが良いですね。ビール自体ももちろん美味いですが、みんなでワイワイやりながら注げるのも楽しいし、BBQのお供にしたいですね」とコメント。

これからのアウトドアシーズンでは多彩なシーンで使ってみたい

　本来は会員制のビアサーバーを特別にアサヒビールから借りて試してみたが、外部ポータル電源があれば屋外でもしっかり稼働し、美味しい生ビールが堪能できた。今回は山中だったがベランダや庭に持ち出してもOKだし、キャンピングカーに積んで好きな場所で展開しても良いだろう。これからのアウトドアシーズン、ソト遊びをする人の喉を潤すガジェットとして、ホームビアサーバーは大いに“アリ”だ。