『花束とオオカミちゃんには騙されない』11話ーーまなみは復活できる? 最終告白前に自ら“失恋”を選ぶメンバーも
共同作業の集大成・フラワーフェスティバルの様子と脱落者・まなみ(永井愛実)が復活できるかどうかが放送された今話。
イベント前にとうたろう(柊太朗)は月LINEをなぎさ(齊藤なぎさ)に使った。“渡したいものがあるから目を瞑って”と言われた時に、なぎさはとても不安そうな顔を見せ「怖い」とこぼしていた。彼の前振りでいよいよ花束を渡されると覚悟したなぎさだったが、実際に目の前に差し出されたのは縁結びのお守り。とうたろうは花束を使わないという選択をしたようだ。「花束かと思った」となぎさ自身も口にしていたが、この一連の反応はオオカミちゃんにも思えるし、反対にオオカミちゃんだったらこんなふうにストレートには言わないのかもしれないとも思える。
迎えたフラワーフェスティバル当日。一般の参加者1人一輪ずつの花を募り、合計1,000輪の花を集めてフラワーオブジェを完成させることでメンバーたちは最終告白に進むことができる。場所は平日の午後の六本木ということもあり、最初は集客に苦戦していたようだったが、とうたろうとおみ(夏生大湖)の外での呼び込みも功を奏し、結果は1,138輪! 無事達成だ。
イベントの打ち上げでは、にかりんが月LINEを使った。皆の前で「まんちゃんは復活すると思うから、ロビン明日少しだけ私に時間くれませんか?」と直接誘い出す。かりんの報われぬ片思いは全く悲壮感を帯びない。それはかりんが駆け引きなしにただただ自分の気持ちに素直に想いを口に出すからだろう。そして「私なんか……」と卑屈にならないことも彼女の魅力だ。ロビン宛に韓国語で一生懸命書いた手紙も、それをちせの協力を得てこっそり練習するかりんも推せる。
ロビンとの会話から彼が一番好きだと言っていた卓球をして、行きたいと言っていた東京タワーが見える場所で最後に別れる。実際に東京タワーに登るのはまなみと行って欲しい、まなみが復活したら2人でめいっぱい時間を過ごして欲しいとかりんは言う。最終告白の場には立たないことを決めているようで、それを打ち明けた時のかりんの切なそうな表情は、マテウスが話していた“申し訳なさがある”に繋がるようにも思えた。
かりんと言えば、まなみの脱落が決まった時にも壊れそうなくらいに大号泣したり、またりゅうたろう(今井竜太郎)とくれは(中川紅葉)のサプライズのための喧嘩も、それが芝居だったとわかると安堵の涙を見せたりと、本当に素直で可愛い。かりんがロビンから受け取った花束のヘアクリップも最高に似合っていた。