春のイヤホン衣替え オーディオ評論家・野村ケンジも注目の最新ワイヤレスイヤホン【オーディオテクニカ編】

最新ワイヤレスイヤホン【オーディオテクニカ編】

 春といえば衣替えの季節。愛用のイヤホンもこれを機に一新してはいかがだろうか。というのも、最新イヤホン、特にTWS(完全ワイヤレスイヤホン)の進化はめざましく、2年も経てばかなり色あせた存在になってしまう。対して最新モデルは、接続性が安定してきたり操作がしやすかったり新しい良音質コーデックに対応したりと、使い勝手も音質もかなり良くなってきている。そんな最新おすすめTWSのなかから、今回はオーディオテクニカ『ATH-SQ1TW2』を紹介しよう。

さらに使いやすく、さらに可愛らしくなった個性派
オーディオテクニカ 『ATH-SQ1TW2』

【商品解説】
 スクエアを基調とした他に類のない個性的なデザインやポップなカラーバリエーション、装着感の良好さから人気を集めた『ATH-SQ1TW』の第2世代モデル。イヤホン本体は10パーセント小型化されたうえにノズルの向きや方向を変更、女性など耳穴の小さい人でも耳から飛び出すことのない自然かつ軽快な装着感を実現している。

 機能面では、アンテナの設計変更を行うことで接続安定性を向上させたほか、ヒアスルー機能やマルチポイント接続(PCやスマホなど2つの機器を同時接続可能※1)、ゲームプレイやビデオ鑑賞時に重宝する低遅延モード、単独で利用可能(スマートフォンの機能を利用しない)なタイマー、スマートフォンアプリを用意することで操作のカスタムや音声ガイド切替(日本語または英語)ができるなど、使い勝手に配慮したグレードアップが押し進められている。

 さらに、専用ケースは新たにQi対応となり、ワイヤレス充電も行えるようになった。連続再生時間はイヤホン単体で約6.5時間、専用ケースからの充電を合わせると最大20時間使い続けることができる。そのほか、IPX5相当の防水性能(イヤホン本体のみ)も備えている。なお、イヤーピースはXS~Lの4サイズが同梱される。カラーバリエーションは6色で展開。  ※1ただしひとつは待機状態となる。

【深堀りポイント】

 「他に類のない個性的なデザインはとても可愛らしいが決して女性向けというわけではなく、あくまでもジェンダーレスなデザインを意識している印象。実際、カラーバリエーションも女性が好んで選びそうなピンクやモカだけでなく、男性が好きそうなブルー×レッド、男女問わず人気を集めそうなブラックやホワイトなども用意されている。単にオーディオ機器というだけでなく、身につけるものとしてのデザイン性も配慮されている、凝った造りの製品だ。

 とはいえ、一番のウリは小型軽量なTWSが欲しいという人にとても魅力的な候補となりうるコト。本体がかなり小柄なうえ、ノズルの位置が絶妙なので、ピッタリと装着できるようになっている。実は、先代ともノズル位置がかなり変わっていて、結果として装着感が大きく向上している。先代モデルを使っている人に買い換えをオススメできるほど、大きな進化といえる。

 もうひとつ、イヤホン本体がケースから取り出しやすくなったのも素敵ポイント。先代は個性派デザインがウリだったが、新モデルは個性に加えて使い勝手のよさでもオススメできる、完成度の高い製品となった。

 そうそう、すっかり後回しになってしまったが、音質もよくなっていて、低域に充分な量感を保ちつつも、荒さのない聴き心地のよい音となっている」

◯参考情報

https://www.audio-technica.co.jp/product/ATH-SQ1TW2

春のイヤホン衣替え オーディオ評論家・野村ケンジも注目の最新ワイヤレスイヤホン【SONY編】

春といえば衣替えの季節。愛用のイヤホンもこれを機に一新してはいかがだろうか。というのも、最新イヤホン、特にTWS(完全ワイヤレス…

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる