『花束とオオカミちゃんには騙されない』7話ーー脱落したメンバーは誰? 「今日は覚悟して来ていて……」正体を知った状態の悲しいお別れ

『花束とオオカミちゃんには騙されない』7話

 今回、脱落となったのはまなみだった。脱落発表後、まなみは皆に「今日は覚悟して来ていて、いつもみたいに最後まで頑張ろう、やり切ろうと思ってたけど」と言いながら涙を拭く。この言葉だけを聞くと、たしかにまなみが何かの役割や使命を背負っているかのように思えるが、これは「泣かずに最後までしっかり頑張ろう」というような意味だったのだろうか。それともやはり彼女はオオカミちゃんとしての役割を背負っているのだろうか。

 まなみは、想いを伝えたい男子を1人を指名し、2人きりで過ごすことができる“シンデレタイム”では、もちろんロビンを指名。前回、まなみに対して“花束ルール”(メンバーは2人きりで花束を手渡された際、一切の嘘をついてはいけない)が発動されたことにより、この状況下でロビンだけが彼女の正体を知っているというのが、究極にロマンティックで切なすぎる。ここに来て、ロビンの方がまなみに片思いをしているかのように、彼の全身から彼女への愛情が溢れ出す。1分1秒を惜しむかのように少しでも近くにいたいというロビンの気持ちが痛いほど伝わってくる。

 「まなみのことを信じてくれて本当にありがとう」というのは「最後までオオカミちゃんじゃないと信じてくれて」の意なのか、それとも「オオカミちゃんだと知った後も変わらず信じてくれて」という意味なのか、どちらにも読み取れる。涙ながらに花束を差し出し聞いた「わたしがまた戻ってこれたら一緒に仲良くしてくれますか?」もいろんな意味に読み取れ、いずれにせよ切なさが大渋滞する時間だった。

 しかしもしまなみがオオカミちゃんだった場合、花束ルールが発動した際彼らの間でどんなやり取りがなされたのだろうか。むしろロビンの中ではどんどんまなみへの気持ちが大きくなっているように思える。「僕がまなみ好きだから待ってるよ」という最後のロビンの言葉には、「たとえオオカミちゃんでも」という意味合いが潜んでいたようにも思える。

 さて、“まんちゃん”こと愛されキャラのまなみが不在のメンバーには早くも不穏な空気が立ち込めるようだが、もし他にオオカミちゃんがいるのならばここからまた何かしらの動きを見せることだろう。

【場面写真】『花束とオオカミちゃんには騙されない』7話

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