『花束とオオカミちゃんには騙されない』7話ーー脱落したメンバーは誰? 「今日は覚悟して来ていて……」正体を知った状態の悲しいお別れ
ついに迎えた「脱落」発表の日。第6話で発表された途中経過で名前が挙がった3人―まなみ(永井愛実)、みづき(美月)、なぎさ(齊藤なぎさ)に加えて、もう1名、ここに来てくれは(中川紅葉)が脱落する可能性が急浮上する。
突然のことに泣きじゃくり「落ちたらキツいな」と溢すくれはに、りゅうたろう(今井竜太郎)は目を瞑らせ、彼女の手首にブレスレットをつける。涙するくれはになんて声を掛けたら良いかわからないと、少したじろいでいるかに見えたりゅうたろうだったが「願いが叶う星」がモチーフのブレスレットをお守り代わりに渡していたのは言葉よりも伝わるものがあったのではないだろうか。
みづきはおみ(夏生大湖)に「話したい」と呼び出し、おみの恋を応援することを伝え、自分は身を引く意志表明をした。一方で、そうとは知らずおみと連れ立って行くみづきの後ろ姿を見守るマテウスの気が気でない様子はとても切なそうで、見ていられなかった。そして「ただいま」と言って帰ってきたみづきに、マテウスは素直な想いを伝える。
「みづきの中で俺は一番は取れてないと思うのね。それでもみづきは一番好きになって欲しい人だから、脱落者に名前が上がってるのは嫌だよ」と言う彼にみづきは「脱落しなかったら一番(マテウスと)一緒にいっぱい思い出を作りたいと思ってる」と話し、自身の中でマテウスが一番だと伝えた。「恋愛でスッキリなんてないで」と真理を突くような発言を“惚れた者負け”というような表情で話していたマテウスの姿が思い出されて、その気持ちが報われたことにこちらまで幸せな気持ちになる。
「脱落しなかったら良いなと思うけど、もし脱落したら忘れないで欲しいと思う」とロビンに伝えたまなみに、「もし脱落しちゃったとしても覚えといて下さい」ととうたろうに話したなぎさ。これまでを振り返ってみてもオオカミちゃんというのは、自分の不在期間中にも“覚えておいて欲しい”ということを伝えがちで、みづきのように「脱落しなかったとしたら」の話をすることはあまりないように見受けられる。