バーチャル界隈の新年度がスタート。エイプリルフールと技術進展、アバターファッションの新顔など

バーチャル界隈の新年度がスタート

意外な方角。意外なアプローチ。バーチャルファッションの新たな動き

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 アバターファッションの方角では、ニューエントリーの動きが目立つ。まず名乗りを上げたのは『ATSUSHI NAKASHIMA』。ファッションデザイナーの中島篤が立ち上げたブランドが、突如としてVRChatアバター向けのファッション展開を発表したのだ。

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 第1弾として登場するのは、2023年のミラノ・コレクションを歩いたというドレスだ。いくつかのアバターファッションブランドを運営する株式会社BALとともに制作・販売が予定されている。アダストリアも参入した加熱の続く領域に、『ATSUSHI NAKASHIMA』は「サステナブルなファッション」という文脈も合わせて踏み込むとのことだ。

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 また、沖縄県の魅力を様々な形で伝えてるあしびかんぱにーも、メタバースファッションブランド「AtelierZ」を立ち上げた。「メタバースを楽しむ全ての人にファッションの自由を」というコンセプトのもと、服、髪、顔まで入れ替えができるアバターの制作を進めるとのことだ。第一弾は学生服をテーマにしたブランドが展開予定で、まずは価格が安いβ版として販売されるとのことだ。

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 プレスリリースは出ていないが、『VRChat』に公式ワールドのようなものが確認できるブランドも見られる。名称は「VEIN」。『VRChat』公開ワールド「VEINPRM0118」では、販売アイテムと思われるものの展示のほか、写真映えする空間が各所に設けられている。

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 いずれの空間も、アバターとセットでの撮影に非常に有効な構図やデザインが練り込まれており、眺めるだけでもワクワクとさせられる。空間のつなぎ方もなかなかに巧みだ。どのようなアプローチを仕掛けてくるか予想できないが、ある意味では「訪れることができるホームページ」を先んじて公開しておくというプロモーションとも言えるだろう。

 いまや、ブランドは「見るもの」から、「体験するもの」へとシフトしつつある。メタバースというフォーマットは、それを加速させるための様式とも言えるだろう。

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