ソニー8K対応AVレシーバー『STR-AN1000』発売 独自の立体音響技術を搭載した7.2chマルチチャンネル仕様
ソニーは、AVレシーバーとしては初めて独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」を搭載する、8K対応7.2chマルチチャンネルAVレシーバー『STR-AN1000』を3月18日より発売する。
本機は接続したスピーカーの配置を三次元で測定し、その位置情報から視聴空間に最適な複数のファントム(仮想)スピーカーを生成することで、リビングルームにいながら、映画のシーンなどに入り込んだような没入感と、広大な音場による臨場感のあるサラウンド体験を実現してくれるというもの。
今回発売する『STR-AN1000』は、8K/60Hzと4K/120Hzの映像信号など「HDMI2.1」に規定される最新の映像フォーマットに対応しているほか、PlayStation5®や4K/8K衛星放送対応のBDレコーダー、動画配信サービスなど、さまざまな機器からの入力信号を高解像度かつ低遅延でテレビなどへ送出が可能。HDR10やHLG(ハイブリッド・ログガンマ)などの最新のHDR信号にも対応しているほか、IMAX® Enhancedコンテンツの再生にも対応しており、コンテンツが持つ高画質をそのまま楽しめる。加えて、ボーカルやコーラス、楽器などの音源一つひとつに位置情報をつけ、球状の空間に配置して、アーティストの生演奏に囲まれているかのような立体的な音場を体感できる「360 Reality Audio」コンテンツにも対応している。
『STR-AN1000』に搭載されている「360 Spatial Sound Mapping」は、複数のスピーカーによって広大な音場と臨場感を創出するソニー独自の立体音響技術。自動音場補正技術「D.C.A.C. IX」(Digital Cinema Auto Calibration IX)により、スピーカーの配置を3次元で測定し、その位置情報に基づき、より広い位置にファントム(仮想)スピーカーを生成する。ファントムスピーカーが、リビング全体を音で満たすような広大な音場空間を創り出し、視聴者に没入感と臨場感をもたらす。狭い空間でも、適切な場所にスピーカーを設置できない場合でも、「360 Spatial Sound Mapping」を組み合わせることで、自宅で映画館のような視聴体験が可能になる。
また、ネットワークに接続されたハードディスクやUSBストレージメディアからの音楽再生では、最大DSD11.2MHz、192kHz/24bitの音源(DSD:11.2MHz/2ch、5.6MHz/5.1ch、WAV:7.1ch、FLAC:5.1ch、AIFF:5.1ch)に対応(※1)。さらに、ソニー独自のAI(人口知能)技術により、圧縮音源を最適にハイレゾ相当の高音質にアップスケーリングして再生する「DSEE Ultimate」も搭載されている。
『STR-AN1000』はワイヤレスリアスピーカー『SA-RS5』『SA-RS3S』、ワイヤレスサブウーファー『SA-SW5』『SA-SW3』に対応しており、スピーカーケーブルを配線することなく、ワイヤレスでの接続が可能。ワイヤレスリアスピーカーは1組、ワイヤレスサブウーファーは同機種であれば最大2台接続可能となっている。
※1:DSD再生には、ネットワーク上に接続されたDSD対応のハードディスク(NAS)が必要。
『STR-AN1000』はソニーのテレビ『ブラビア』と接続することで、テレビのスピーカーと、本機につないだセンタースピーカーを組み合わせることができる「アコースティックセンターシンク」に対応しています。センタースピーカーだけでなく、テレビからも音を出すことで映像と音の定位感が向上し、より画面と一致した、臨場感ある音で映画や音楽ライブ、ゲームなどを楽しむことができる。また、ブラビアのリモコンを使って、テレビ画面上で本機のサウンドフィールドなど主要な音響効果や音質の設定、音量の操作が可能なので、細かく調整したいユーザーにも安心だ。
さらに、本機を介して「BRAVIA XR™」(ブラビア エックスアール)とPlayStation®5を接続した場合も、最適なHDRの値を自動的に入力する「オートHDRトーンマッピング」と、視聴するコンテンツに応じて画質モードを変更する「コンテンツ連動画質モード」に対応しており、ソニーならではの快適なゲーム体験や映画鑑賞を楽しむことができる。
今回発表となった『STR-AN1000』は、2月22日よりソニーストア 銀座、ソニーストア 札幌、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 大阪、ソニーストア 福岡天神にて展示される予定だ。