名車ブランドヒストリー 四半世紀を超えて君臨し続けるトヨタ「ハリアー」
国内専用車として再出発の3代目
3代目のデビューは2013年。「レクサスRX」から独立、国内専用モデルとして10年振りのフルモデルチェンジを果たす。エクステリアはハリアーらしい水平基調のデザインを継承。また国内専用モデルになったことで全長15mm、全幅10mm、ホイールベースを55mm短縮。この結果、日本の道路事情でも苦にならないボディサイズながらも高級感を持つクルマになっている。パノラミックビューモニターに左右から近づいて来る歩行者などを検知して知らせる「左右確認サポート」はトヨタ初採用。またパワーウィンドウの巻き込み防止機能は世界初採用など安全面もより進化した。
2017年のマイナーチェンジではエンジンのダウンサイジング化も行われ、2リッターターボエンジン搭載のモデルが登場。このエンジンはわずか1650rpmの低回転域から350Nmのトルクを誇り、スポーティさと扱いやすさで人気を博している。
更にデザインを追求した現行モデル
現行モデルの4代目「ハリアー」は2020年にデビュー。クーペライクなボディスタイルは「ハリアー」のデザインアイデンティティ。特にリアフェンダーやシャープなボディラインはプレス成形の限界に何度も挑んだ結果という。
また、フロントグリルにあった鷹(チュウヒ)をあしらったエンブレムがトヨタ仕様に変更。「ハリアー」の美点のひとつでもある上質感もより追求しており、「鞍」をイメージしたセンターコンソールは「おおらかなたくましさ」を表現しているという。ガラス間に液晶調光フィルムを挟んだトヨタ初採用の調光パノラマルーフは障子越しのような柔らかい光を楽しめる。昨年にはプラグインハイブリッド車が新たに追加されるなど全方位で魅力を高めた。
○参考情報
トヨタ
https://toyota.jp/index.html
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