狂気のFPS『High On Life』でAI画像生成を実行 アニメ『リック・アンド・モーティ』制作者のゲームが話題

狂気のFPSにAIアートが使用される

 人気アニメ「リック・アンド・モーティ」のクリエイターであるJustin Roiland氏が手がけるシューティングゲーム『High On Life』。銃が喋り、不気味でコミカル見た目と、パンチの効いたセリフで話題になっているゲームであるが、このたび、Justin Roiland氏が制作にAIを使用したことを明かした。

 『High On Life』は人類を奴隷にし、新たなドラッグとして利用しようとしているエイリアンと戦うゲーム。数多くのメディアから高評価を得ており、Steamの注目ゲームとして話題になっている。制作者のJustin Roiland氏はSkynewsのインタビューにて、ゲーム内でMidjourneyを使用した部分があると明かしている。Midjourneyは、テキストからイメージを生成することができるAIツールであり、彼は「面白いアイディアを生むためにMidjourneyを使用した」とコメントしている。

© 2022 Squanch Games
© 2022 Squanch Games
© 2022 Squanch Games

 Roiland氏はほぼ全ての部分が人間によって制作されたと補足しつつも、「AIを使用することにより、私たちの世界とは別のものような、奇妙な世界になった」と語っており、リード・デザイナーのErich Meyr氏によれば、音声にAIツールを使用したキャラクターもいるようだ。インタビュー内では具体的にどの部分にAIを使用したかは明かされていないが、ゲーム内に登場するポスターはAIによって作られていると多くのユーザーがRedditで推測している。

 Roiland氏はAIについて、「未来がどうなるかはわからない。でもAIは誰にとってもコンテンツを制作しやすくなるツールだ。何年先はわからないけど、大きなアイディアさえあればよくなるだろう」と述べた。

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