『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』セカンドトレーラーが公開 マリオの声優は宮野真守に 

映画版「マリオ」のセカンドトレーラーが公開

 任天堂が誇る大人気ゲーム『スーパーマリオブラザーズ』の世界観をもとに、イルミネーションが手がけるアニメーション映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が2023年4月28日に公開される。

吹き替え版声優が決定

 11月30日に放送された「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー Direct 2022.11.30」では、初めて日本語吹き替え版の映像が公開された。2分ほどのトレーラーでは、世界を支配しようともくろむクッパと、それに立ち向かうピーチ姫やマリオたちという王道の構図が描かれている。

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』セカンド予告(吹替版)
 ちょっと頼りなさそうなマリオ、自ら武器を手に戦いの指揮をとるピーチ姫、なぜかクッパに捕まって尋問されているルイージ、マイペースそうなピノキオ、とそれぞれのキャラの特徴がわかりやすく伝わるものになっている。
 
 声優は、マリオに宮野真守、ルイージに畠中祐、クッパに三宅健太、ピノキオに関智一、ピーチ姫に志田有彩の起用が決定した。

壮大で緻密なアニメーション

 1ヶ月前に初公開されたティザー予告では、氷の国に容赦なく侵略するクッパの姿が大迫力で描かれている。上空から侵略してくるクッパ城、その壮大さと緻密なアニメーション表現は世界中の人々を驚かせた。キャラクターの髭や毛、皮膚の表現だけでなく、地面や雪の質感など、思わず何度もトレーラーを再生してしまうリアルさだ。
 
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』ティザー予告
 セカンドトレーラーには、多くのコミカルシーンが印象的に盛り込まれている。イルミネーションの映画ではおなじみのカメラワークや、キャラクターたちのテンポの良いやり取りに思わず笑ってしまう。
 
 土管をワープして、キノコだらけの森でピノキオに出会うマリオ。近代的な街で配管工としての仕事をこなす様子も確認できるため、ルイージとともにキノコ王国のある世界に迷い込んだという設定になっているのかもしれない。

「スーパーマリオ」シリーズのオマージュや仕掛け

 トレーラーを見ていると、これまでの「マリオ」シリーズや「ドンキーコング」シリーズなどで見たことのあるような仕掛けが散りばめられていることに気づく。
 
 プクプクが飛び交う橋や、ちくわブロックで落ちるマリオ、タヌキマリオで空を飛ぶ姿、カートでレインボーロードを走り抜けるシーン、不穏な森の中を無数のカロンに追い詰められるルイージの姿は、どこか「ルイージマンション」シリーズを彷彿とさせる。ゲームでよく耳にする「プンッ」という、お馴染みの効果音も健在だ。
 
 過去のシリーズをプレイしてきたファンに向けて、気づけばニヤリとするようなオマージュや小ネタが散りばめられているようだ。
 
 また、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー Direct 2022.11.30」では、今回の映画を機会にドンキーコングのデザインを初代を思い起こさせるひょうきんな性格とデザインに変更した、という裏話が明かされている。他のキャラクターの細部にもぜひ注目したい。

続報を待とう!

 アニメーション映画としては、悪に立ち向かうシンプルなストーリーで、幼い子どもやマリオをプレイしていない層も気軽に観られるような内容になっているだろう。
 また、『スーパーマリオブラザーズ』はもちろんその他の「マリオ」シリーズをプレイしてきた人にとっては必見の映画になること間違いなしだ。公開まで約半年、さらなる続報に期待しよう。
 
 監督は、『ティーン・タイタンズGO!トゥ・ザ・ムービー』のアーロン・ホーヴァスとマイケル・ジェレニック、脚本は『レゴ® ムービー2』『ミニオンズ フィーバー』のマシュー・フォーゲルが担当。イルミネーションの最高責任経営者のクリス・メレダンドリと、任天堂の代表取締役フェローである宮本茂がプロデューサーを務めている。
 
画像=『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』公式Twitter
 

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