『ドラ恋 in NEW YORK』2話ーー“熱愛報道”がキスシーンのプレッシャーに? りりあ(小島梨里杏)が明かした大号泣の理由
今シーズンは全てがいつにも増して規格外だ。メンバー全員でリー・ストラスバーグ演劇映画学校というハリウッドでも屈指の名門演劇学校で特別講義を受講できるなんて、なんて恵まれた環境なのだろう。五感をフル刺激され、知らない自分に出会えそうだ。
ドラマ第2話の主題歌は藤原さくらの「まばたき」。単身ニューヨークに渡った孤独な女性の元に恋人の男性が駆けつけ、彼女が笑顔を取り戻す物語だ。オーディションでは、ドラマ終盤、橋の上で再会した2人がキスするまでの過程をペアで自由に演じることになる。この「橋」とはすなわちブルックリン・ブリッジだ。
オーディションのペア決めは女子からくじ引きで出た番号順にペアを組みたい男子を指名していく。はるか(立石晴香)→れいや(柾木玲弥)、みゆう(吉本実憂)→ひろと(髙橋大翔)、りりあ(小島梨里杏)→しょうへい(小野翔平)、そして自動的にクレア(トミコ・クレア)→しょうだい(福山翔大)がそれぞれペアとなる。しかもオーディションはペア決め当日、練習時間は2時間程度しかない。
このなかなか切羽詰まった状況ながら、オーディンションは観光名所で撮影、稽古も街の中で行われるという、ニューヨークだからこそできる環境。メンバーたちの心や感性をオープンにしてくれそうで、より一層2人の距離を近づくだろう。その結果、今回のオーディションでは、それぞれのペアに予定調和を打ち壊す一期一会のケミストリーが生まれたようだ。
「想定と違うことが起きた」と話すのはれいや×はるかペア。はるかは、慣れない環境に疲れていたことから、元々顔見知りかつ沈黙の時間も「放っておいてくれそう」なれいやを選んだようで、適度な距離感でいてくれるれいやに安堵したのか、思わず涙ぐむシーンも。そんな彼女にそっとティッシュを差し出すれいやは優しいし、余談だがそのティッシュが鼻セレブだったのも良かった。
ひろと×みゆうペアは、特にみゆうに達成感のある安堵した表情が滲み「課題にしてたことがひろとだったから出来たと思います」と話す。みゆうは第1話の際にはひろとに委ねられなかったことに気づいたと言い、今回のペア決めの理由を「もう1回一緒に演ってひろとと信頼関係を作って達成したいなと思った」と明かしていた。ひろとからもみゆうへの好意のようなものが漂っており、2回同じペアだからこその“関係性”の面では他のペアに負けたくないと力強く相槌を打っていたのが印象的だった。
そして同じく前回同様のペアで臨むことになったしょうだい×クレアも「練習と全然違った」と互いに一皮剥けた感が出ていた。「プランなんてなくなっちゃいました」と清々とした表情で涙ぐむしょうだいの中でも大きな変化が起こっていそうだ。日本語を勉強中のクレアに対し、台本の理解や読み込みを丁寧に付き合い続けていた姿も素敵だった。