東急歌舞伎町タワーが『エヴァ』とコラボ ナイトエンタメ施設「ZEROTOKYO」の発表も

東急歌舞伎町タワーが『エヴァ』とコラボ

 今春に開業を予定している「東急歌舞伎町タワー」の開業半年前記者発表会が、11月2日に開かれた。

 東急歌舞伎町タワーは、ホテルおよび映画館、劇場、ライブホールなどのエンターテインメント施設などからなる、地上48階、地下5階、 塔屋1階、約225mの超高層複合施設。会見では、開業が2023年4月14日(ホテルの開業は5月19日)になることがアナウンスされたほか、目玉として『エヴァンゲリオン』とのコラボレーション施策が発表された。登壇は、東急株式会社新宿プロジェクト企画開発室室長 兼 株式会社TSTエンタテイメント代表取締役社長の木村知郎、さらに『エヴァンゲリオン』シリーズのキャラクターライセンス管理や企画監修をしてきた株式会社グラウンドワークス代表取締役の神村靖宏の2名だ。

東急株式会社新宿プロジェクト企画開発室室長 兼 株式会社TSTエンタテイメント代表取締役社長の木村知郎(左)と株式会社グラウンドワークス代表取締役の神村靖宏(右)

 東急歌舞伎町タワーがコンセプトに掲げるのは、リアルとオンライン、それぞれの体験を通じて「好きを極める」ということ。そのコンセプトを具現化する施策の第1弾として発表したのが、『エヴァンゲリオン』を題材にした「EVANGELION KABUKICHO IMPACT」。東急歌舞伎町タワーの前身となる新宿ミラノ座は、『新世紀エヴァンゲリオン』劇場版のメイン上映館として、これまでに数々の催事を行うなど、ファンの間からは聖地と呼ばれてきた。

映画『新世紀エヴァンゲリオン劇場版』が上映された当時の新宿ミラノ座

 まず、劇場であるTHEATER MILANO-Zaでは、こけら落とし公演として世界的な演出家、振付家であるシディ・ラルビ・シェルカウイによる『舞台・エヴァンゲリオン Beyond(仮)』を上演。企画・製作はBunkamuraによるもので、キャストは日本人の俳優が演じるという。シェルカウイはVTRの挨拶の中で「コピーをしない」と舞台の内容について発言。その姿勢に神村は「シェルカウイさんの解釈した新しい『エヴァンゲリオン』を観せていただけると期待している」と意欲を示した。

 そのほか、ライフスタイルホテルのHOTEL GROOVE SHINJUKUでは1フロアを『エヴァンゲリオン』でジャックし、限定メニューを提供する「LIFESTYLE HOTEL EVA」を、映画館の109シネマズプレミアム新宿では「『エヴァンゲリオン』関連映画祭」(仮)を、ライブホールのZepp Shinjuku (TOKYO)では「残酷な天使のテーゼ」「魂のルフラン」などの関連楽曲を歌う高橋洋子によるスペシャルライブを開催する。

 

 また、Zepp Shinjuku (TOKYO)の夜間時間帯における新たな空間活用として、ナイトエンターテインメント施設「ZEROTOKYO」がオープンすることも発表された。コンセプトは「ENTERTAINMENT JUNCTION」。地下2階〜地下4階の3フロア5エリアで構成される国内最大級のナイトエンターテインメント施設となり、国内のみならず海外アーティストの招聘も積極的に行っていくという。

 今後は東急歌舞伎町タワーで様々な体験ができるのはもちろんのこと、配信やXRといった仮想空間によるチャレンジも行っていくと木村は言及。さらに東急歌舞伎町タワーの前に広がるシネシティ広場においては、ステージ、巨大ビジョンを「歌舞伎町タウン・マネージメント」と一体運営しながら、様々なイベントができるようになっていくという。昨今、新宿周辺の路上ライブについては、駅の西口や新南口の“歩道”で行われているのが実情だ。「このシネシティ広場に繋がっていく場所においても、若いアーティストの方たちに来ていただいて、どんどんライブをやれるような環境を作りながら、シネシティ広場を含めた街の賑わいを作っていきたい」と木村はコメントした。

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