4490万円の整形手術で“韓国人女性”を目指した英人気YouTuber、挫折し男性に戻ると決断

　「自分探しの旅」に途方もない犠牲を伴う例がある。あるYouTuberは多額の費用をかけて外見を大きく変えた結果、居心地の良い自分を見つけたようだ。

　世界中に多くのファンを持つ英国のYouTuberであるオーリー・ロンドンは、俳優、歌手、インフルエンサーと、多くの顔を持つ。それだけではなく、男性から半年間トランスジェンダー女性として生活した後、男性に戻るための性別移行プロセスを経たことも注目された。彼はFox News Digitalの独占インタビューに応じ、多くの手術にかかった費用を明かし、公表した理由を語った。

　白人男性として生まれたロンドンは、韓国人女性のようになりたいと願い、何度も手術を受けた。その回数は32回にも及ぶ。「いつも自分のイメージに深く不満を持っていて、自分の見た目、特に鼻のことで日常的にからかわれたり、いじめられたりしていました。美しくなること、そして周りの人に受け入れられることを夢見て、完璧なルックスを実現しようとする終わりのない旅を始めたのです」

　2013年に韓国で始まった「終わりのない旅」は、アルメニア、中国、ポーランド、トルコなどの多くの国で繰り広げられた。9年間で32回の外科手術を行い、総額で30万ドル（約4490万円）を費やしたという。「韓国人に見せるための美白注射、お腹の脂肪燃焼注射、ヴァンパイアフェイシャル、フィラーやボトックスなどが含まれる」と赤裸々に明かしている。

　中でも韓国で1日に多くの箇所の手術をした日が最も高額だったとのこと。顎、頬骨、鼻、顔の骨の手術をし、合計で7万ドル（約1050万円）を費やした。費用の出所について「保険でまかなった」との憶測が飛び交っているが、すべてSNSのタイアップでスポンサーから得た収入から自費で支払っているそうだ。

　ロンドンは男性に戻るという決断をしたが、韓国人女性として望む外見を実現するためにかかった出費を後悔していないとのこと。最近は髪を完全に剃り落とすイメージチェンジをしたが、大胆な決断や手術の費用について語るのには理由がある。

　「同じようなアイデンティティの問題に直面している若い人たちを助けたいというのが、自分の性別移行と手術について話すことにした理由の一つです。私たちは皆、内面が美しく、それがすべてだと安心させてあげたいのです」

　「自分探しの旅」の結果、多額の費用を費やしながらも、元いた場所に戻ったロンドン。しかし旅を経たからこそ、以前とは違う風景が見えているのかもしれない。

（画像＝YouTubeより）

〈Source〉
https://news.yahoo.com/influencer-oli-london-breaks-down-172329994.html
https://www.foxnews.com/entertainment/influencer-oli-london-explains-why-detransitioned-male-blasts-hypocritical-haters