『今日好き プーケット編』4話ーー安定カップルが揺らぎ始める……告白直前、涙するメンバーも
はる、『プーケット編』で示した周囲を気遣う人柄
本来的にはこの後、りんかが“いつからそこに!?”と驚かされるくらいにぬるっと登場し、そら×まゆ(高畑麻優)の2ショットの時間を“サイレントお時間いいですか?”で掌握するという“泥沼のウィッシュリボン”騒動について振り返るべきなのだろうが、どうしても紹介したいメンバーがひとり。はるである。
『プーケット編』最終日を迎えて、午前中は恒例である“最後のアピールタイム”に。今回はなんと、気になる相手を自由に誘えるという、通常とは異なるルールも発表された。そこで迷いなく一番手に名乗りを上げたのがはる。正直なところ、彼が慕うルナとのカップル成立の可能性は限りなく低い。本人もそれを自覚しているはずなのに……はる、そんな空気作りを最後までしてくれるなんて、本当に偉すぎるよ。
そんな彼自身こそ、特技のモノマネ披露などで周囲を笑わせることに「何しにきたんだろうって思って。恋愛しに来たのに」と苦悩しているとは前回の記事で触れた通りだが、そうした努力を視聴者は間違いなく応援しているし、それは彼が大好きなルナも同様だった。「そういうのが得意じゃないかもしれないけど、継続だから頑張って場を回そうとか思ってくれたり」と、彼の“イイトコロ”をたくさん並べるルナ。求めていた形と違えど、はるの努力が報われた気がする。同じ継続メンバーであるルナだからこそ、そんな優しい“お返し”ができたのだろう。
この後、はるは最後のアピールをすべく、岩場からプールへの大ジャンプをし、軽く溺れかけるのだが……はるは本当に、そのままのはるでいいのだ。自身の想いが実ることはなかったわけだが、ルナはあの場面で、はるの面白さに少しだけ心惹かれていた気がする。実質的な失恋後に相手のキモチが振り向き始める。少し皮肉で切なくも、その構図にキュンとする恋の終わりだった。
『今日好き プーケット編』3話ーー過酷なグループ分けで号泣するメンバーも……好きな相手と一緒になれたのは?
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