ボイス監修・脚本も手がける敏腕Pの側面も にじさんじ・飛鳥ひなの歩んできた「特殊なルート」

にじさんじ・飛鳥ひな、敏腕Pとしての側面

 現在のVTuberシーンにおけるトップランナーの一つであるにじさんじ。そのなかにおいてもタレントの活躍する分野は日々拡がっている。

 メインとなる生配信に加え、事務所が主導する企画への参加や監修、主に一人ひとりのライバーが主導となって進む歌ってみたなどの動画のほか、ここ1年ほどはエンターテインメントのフィールドでアーティストとして日の目を見る者も増加している。

 デビューから順を追うように紹介してきた本連載。元1期生、元2期生、元ゲーマーズ組の次は2期にわたる元SEEDs組。SEEDs2期生は複数回に渡ってデビューが分かれているが、今回は飛鳥ひなについて記していきたい。

 2018年8月9日に初ツイートを行い、8月22日に初配信。デビュー初期には鷹宮リオンと同じ帝華高校に通っているというエピソードがあったが、いちど大きく変更が加わったことも影響し、2人はそれぞれのシーンで活躍している。

 このため、飛鳥ヒナの衣装も大きく変更しているが、低い身長、クセが緩くかかったボブカット、薄桃色のヘアーカラー、白い大きなリボンに緑色の瞳と、その愛くるしいルックスは変わらぬまま。

 2019年8月には夏衣装に着替え、2020年12月には新たなビジュアルとして大人の姿に成長したものを公開。2021年5月には町田ちま、黒井しば、遠北千南3人のモチーフや「羊」を模した部屋着を仕立ててみたりと、さまざまなルックスでファンを魅了してきた。

夏衣装お披露目会

【#飛鳥ひな新モデル】飛鳥ひな、○○になる。

【#飛鳥ひな新衣装】いつもと違うひな、どうですか?【にじさんじ/飛鳥ひな】

 2019年7月31日に彼女は、自身の活動について手短なツイートをしている。彼女の生配信をしているペースはかなり低頻度なほうに入り、ゲームの生配信を多くするようなタイプでは決してない。だが、いまに至るまでの道筋は決して真似できない、彼女特有の活動としてファン・同業者に知られてきた。

 にじさんじ内外のバーチャルタレントと比しても特筆すべき彼女の魅力を、一つずつ紐解いていこうと思う。

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