チームBAKAGAKIからFNATICへ Meltstera×MatsuTasuに聞く世界4位の景色とライフラインピック時の心境
ーーTwitterを含めてざわついてたシーンで、Meltstera選手がライフラインをミスピックしてしまう珍事もありました。マッチポイント点灯も迫る瀬戸際のタイミングでの事件だったと思うのですが、当時どんな心境だったのでしょうか?
Meltstera:これはそうですね……。MatsuTasuからどうぞ(笑)。
MatsuTasu:(笑)。正直キャラ選択画面にライフラインが現れたときは、少し焦りはしましたけど、それで気持ちが切れるといったことは別になかったですね。僕たちの席の後ろにコーチのkamanekoさんが座っているんですけど、振り向くとkamanekoさんの方が焦っていて「これやばくね?」みたいな顔をしていたのを覚えています(笑)。実際にプレイしている僕たちは「選んじゃったからまあしょうがない」という感じで楽しくプレイしていました。その試合でも全然ポイント取れたので、別によかったのかなと思います。
Meltstera:ピックしてしまった本人から言わせてもらうと、カスタムマッチのロビー画面に入ったときは、ジブラルタルに設定していたはずなんです。なのでそのままジブラルタルが選ばれると思ってたので、キャラ選択画面は何もいじらずにいたんですけど、横からYukaFが「お前キャラやばいよ」と言ってきて画面を見たらライフラインがピックされていました(笑)。しかもそのときのポイントは40ポイントくらいで、前大会と似ているような状況だったので余計に「マジでやらかした」と思ってしまって。僕個人は「本当にここでミスったらやばい」と思って緊張していたんですけど、2人がいつも通りプレイしてくれたというのもあって、自分たちの強みがちゃんと消えないで戦えたので、ちゃんとポイントも稼げて、気分が落ちなかったのはすごく安心したところでしたね。
ーーある種のハプニングみたいなところもチームの和やかさがひとつ助けになったと。
Meltstera:そうですね。
MatusTasu:他のチームだったら、チームメイトにブチギレる人がいてもおかしくないですよ(笑)。
ーー最後に今大会を経て、今後の目標をお聞かせください。
MatsuTasu:チームとしては、やっぱりその世界大会での優勝を目指すっていうのは変わらないですけど、個人としては、もっと報告や、チーム内のコミュニケーションを上手くしたいです。チーム内で唯一のコントローラープレイヤーなので、ファイト面でもっと僕自身が起点を作ったり、もっとフィジカルを強化してチーム全体のファイト力を向上できるように努力したいです。課題としては、やっぱりチャンピオンが全然取れないこと。 実際、スウェーデンと今回のチャンピオンシップ含めて1回しかチャンピオンを取れていないので、もっとチーム全体として、チャンピオンを取れるようなチームにできると、もっと強くなると思っているので、そこを重点的に今後練習していきたいなと思っています。
Meltstera:目標としては、やっぱり世界一を目指していくことは変わらないし、世界一を目指すにあたって個人としては、ジブラルタルを使うプレイヤーとして、立ち回りの幅や、味方のサポートをもっと意識してプレイしていくことが大事なのかなと思っています。チーム内でコミュニケーションもそうですし、全体的なレベルアップをして次節に挑みたいなと思います。