唯一のジンバル搭載スマホ? ASUS『Zenfone 9』驚きの手ブレ防止機能を体感
それではZenfone 9で実際にカメラを使ってみた。まずは超広角と広角の画角の差を見てみよう。Zenfone 9の広角カメラは23.8mm、一般的なスマートフォンでは26mmを広角として搭載しているモデルも多く、ややワイド気味に絵が撮れる。そして超広角はその0.6倍となる14.4mmだ。16:9のアスペクト比で撮影すると、ワイド感をより味わえる写真が撮影できる。
遠景を8倍のデジタル望遠で撮ってみた。拡大すると粗さは目立つが、スマートフォンの画面で見る分には許容できるレベルだろう。
今回は1時間ほど室内で使用するに留まったため、夜景などの撮影はできなかった。しかし室内の若干暗い場所でもガラス瓶の透明感をしっかり表現できるなど、メインカメラの性能は悪くはない。アウトドアだけではなく日常生活の撮影も十分高画質な絵を撮ることができるだろう。
食事の写真もかなり近くまで寄って撮ることができた。以下の作例はどちらも同じテーブルの上で撮ってみたものだ。
さて、ジンバル機能を試すためZenfone 9を左手で持って、少し歩いて動画を撮影してみた。手ブレ補正無しで撮るとかなり上下にぶれて見られたものではなかったが、補正を強にしてみるとまさにジンバルを取り付けたかのように、滑らかに動く動画を撮ることができる。Zenfone 9は片手で使え、写真がきれいに撮れるスマートフォンを求めている人に最適であることはもちろん、手ブレの無い動画を撮りたい人にもお勧めできる。日本発売のアナウンスを心待ちにしたいものだ。