世界初の「全電動キャンピングカー」登場 豪華な内装、ソーラー発電が魅力 

世界初の「全電動キャンピングカー」登場

 航空機のようなアルミの丸みを帯びたトラベルトレーラーを製造するアメリカのBowlusが8月9日、世界初となる全電動キャンピングカー『Volterra RV』を発表した。

 『Volterra RV』は、同じくBowlusがラインナップしている『Bowlus Terra Firma』より100%バッテリー容量が増えており、17kWhのバッテリー システムで、無期限のオフグリッドキャンプができることが最大の特徴だ。

 運転中や電力網に接続されていないときでも、バッテリー充電が可能なPERCテクノロジーを備えたAeroSolarシステムを搭載する最初のRV(レクリエーショナル・ビークル)となる。

 ルーフには、従来の太陽光パネルよりも効率が12%高く、3倍軽い単結晶ソーラーパネル(480W)が設置されている。画期的なゼロエミッションのEVキャンピングカーだ。

 また、イーロン・マスク氏の「Starlink」高速衛星インターネット(最大250Mbps)に接続する初の商用RVでもある。

 外観はヴィンテージなデザインながら、床暖房、遠隔温度コントロールなど、モダンな機能を備えている。全長27フィート1インチ(825.5cm)・幅80インチ(203.2cm)。内部の高さは6フィート4インチ(193cm)と広々しており、大人4人が宿泊できる。

 価格は、31万ドル(約4130万円)から。車と考えると少し高いと感じるかもしれないが、バスルームとキッチンを完備した快適な自宅をどこにでも持っていけて、電気代が浮くと考えればリーズナブルだ。

 コロナ禍を境に、急速にリモートワークが普及しており、都市への人口集中から一転、地方への移住へと流れが変わりつつある。グランピングも流行っており、その時流に乗り『Volterra RV』はかなりの需要を見込めるのではないだろうか。

(画像=bowlusより)

(source)
https://bowlus.com/volterra/
https://www.prnewswire.com/news-releases/bowlus-debuts-first-all-electric-rv-with-ultra-luxury-volterra-model-301601968.html
https://www.youtube.com/watch?v=QCDFn9AfT8k

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ニュース」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる