宇宙空間で「アレクサ 」の実験が行われる。NASAが音声コマンドを使う狙いとは?

NASAが音声コマンドを使う狙いとは?

 NASAによる新たな月探査計画「Artemis(アルテミス)」では、宇宙空間で音声アシスタント『Alexa(アレクサ )』のテストが行われるという。

 Artemisは「人類を再び月に立たせる」という目標のもと、NASAがすすめているプロジェクトだ。8月末には無人の宇宙船「Orion」がロケット「SLS」とともに、月を周回する予定だ。さらに2025年には、実際に宇宙飛行士が月面へと着陸することになる。

 先述のOrionにはAmazonの音声アシスタントことAlexaが搭載されることになる。そのテストのために、iPadとそこにインストールされたAlexaが利用されるのだ。

 NASAは「Callisto」というプログラムで、消費者向けの技術をテストする。これにはAlexaとシスコのビデオ会議アプリ『Webex』が含まれており、宇宙飛行士が簡単な音声コマンドで、宇宙船の詳細情報へとアクセスできるようになることが期待されてる。

 音声で宇宙船の情報にアクセスできるようになれば、宇宙飛行士の負担もさらに減ることだろう。宇宙船の中ではAlexaの声がどのように聞こえるのかどうかも、実に気になるところだ。

(画像=NASAより)

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