両手をふさがないコンパクトファンが便利! ファッション感覚で身に着けられる「Tempo Loop」をレビュー
両手をふさがず、紛失する心配がない!
実際にTempo Loopを首からぶら下げて歩いてみた。まるでポータブル音楽プレイヤーを首からぶら下げているような見た目。本体がどんな服にも馴染むナチュラルなカラーなので、これなら街を歩くのも目立たず恥ずかしくないし、くすみカラーが可愛い。
注意点として、ネックレスなどと一緒に使用することはできない。髪の毛が巻き込まれて怪我の原因にもなってしまうため、髪が首後ろのプレート部分に触れないように気をつける必要がある。
夏に外を歩いてみたが、COOLの弱モードでも思っていたより冷たく感じた。首が冷やされていると気持ちがいい。1時間ほど装着してみたが、ずっと涼しく、快適に過ごせた。今まで首に凍らせた保冷剤を巻くような冷却バンドを使った経験があるが、時間が経つごとに溶けてぬるくなってしまっていた。しかし、このTempo Loopは充電で動いているため常に冷たい温度を保つことができる。
街でよく手持ちのファンを持っている人を見かけるが、首からぶら下げるタイプのTempo Loopなら、両手がふさがれることもなく、紛失する可能性も低い。そのため、キャンプ、フェスなどののアウトドアシーンや、スポーツ観戦で活躍しそうだ。最大約6.5時間も冷却が続くので、外でも快適に過ごせるだろう。農作業や庭の手入れをするときの熱中症対策にも一役買いそうだ。もちろん自宅やオフィスなど、室内の温度が暑い時でも役に立つはず。
「Tempo Loop」使用前の注意点
いくつか気になった点があったため、使用前に確認してみてほしい。まず、ファンの音が思ったよりも大きかった。慣れるとそうでもないが、「ウィーン」という機械音が鳴っている状態となるため、静かな場所で使う場合は気をつけたい。
次に、本体の長さを調節しないと少しぶらぶらしてしまうため、自分に合った長さの調節が必要となる。クリップがついているのでそこで調節しよう。
また、首元は確かに冷えるのだが全身まで冷たさが広がる感触ではない。確かに快適ではあるが、炎天下にグッと全身の体温を下げたい場合にはTempo Loop以外の暑さ対策も必要となるだろう。
最後に、フォーマルな服装には合わないような気がしたため、カジュアルテイストの、普段着に合わせるのに向いているだろうと感じた。
首からぶら下げて使うCool&Hotデバイス、Tempo Loopをレビューした。
真夏の暑さ対策だけでなく、冬でも使用できるのでひとつ持っておけばとても便利。どこにでも携帯ができて涼しさを体感できるので、この夏キャンプやフェスなどのアウトドアなイベントを予定している人はぜひ検討してみてほしい。