生きる意味を探して音楽の道へ 歌と占いでリスナーを導く「YONOA 歌と宇宙の夢」とは

歌と占いで導くYONOA 歌と宇宙の夢

 ライブコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」で行われた「あなたの音楽を発信しよう♪RealSound Techインタビュー出演権!」で、「YONOA 歌と宇宙」(以下、YONOA)が見事インタビュー権を獲得した。体を壊し手術をしたことがきっかけで音楽活動をスタートしたYONOA。だが彼女の夢を阻んだのはコロナ禍だった。活動が思うようにいかないなかで「Pococha」に出会ったからこそ、再び歌を届けることができたと話す。そんなYONOAが、本日の取材でもう一度夢を宣言することに。(Nana Numoto)

――「Pococha」をはじめる以前の音楽活動について教えてください。

YONOA 歌と宇宙

YONOA:元々はフリーランスで10年間グラフィックデザイナーをやっていました。自分が歌手になるなんて思ってもいなかったです。歌は好きでしたが趣味程度のことでしたし。そんななかできっかけとなったのが、手術をしたことです。結婚とグラフィックデザイナーを両立していたけれど、いろんな意味で無理があって体を壊してしまって。この手術を機に、本当に自分がやりたいことと向き合いたいと、アーティスト活動をスタートしました。

――はじめはどんな活動をしていたのでしょうか?

YONOA:東京にでて1人ずつファンを作っていきました。コツコツ活動するしかなく、はじめは歌わせてもらえそうなカフェに飛び込みで営業して、歌える場所を見つけていました。そこから8年間活動をしてきたのですが、2020年にコロナ禍となり、予定していた50本のライブが全てキャンセルになってしまって。もういよいよ本当に難しいかなと思ったときに「Pococha」に出会い、配信をスタートしました。「Pococha」のおかげで歌を届けられています。

――自分自身の力で切り拓いてきたのですね。「Pococha」では、音楽以外に占いなども配信されていますが、それはどういったものですか?

YONOA:カードリーディングと言って、カードを使う占いです。特にライブ配信する枠は分けておらず、歌を歌ったり、占いをしたり、自由にやっています。

――「あなたの音楽を発信しよう♪RealSound Techインタビュー出演権!」は音楽に特化したイベントでしたが、あえてこのプライズを狙った理由があれば教えてください。

YONOA:基本的に私の軸は音楽にあると思っているので、「Pococha」のイベントの中でも、音楽に関わるイベントがあれば毎回チャレンジさせてもらっています。特に今回は、これまでに受賞した方のインタビュー記事を読み、その方の背景や、活動の経緯をこんなふうに紹介していただけると知り、自分がなぜいまこういった活動をしているのかを伝える良い機会になればと、参加を決めました。

――音楽ライバーとして配信する上で強みだと思う部分はありますか?

YONOA:私の場合、自分をカテゴライズしたくなくて。私自身も人生めちゃめちゃ迷い続けて、何回もやり直して、いまここにいるので、リスナーさんにも「迷ったときは、ここ」という感じで私の枠に来てもらえたらいいなと思っています。

 私は23歳のときに父親を事故で亡くしているのですが、そのときに生きることの意味がわからなくなってしまったんです。いま思うと多分あのときから、自分が生きる意味をずっと探しているんだと思います。グラフィックデザイナーをやめてまで、自分の本当にやりたいことを見つけようとやってこれたのも、その時感じたことが原動力になっているからだと思っています。

ーー様々な経験をしてきたYONOAさんだからこそ、リスナーさんの悩みに寄り添えるのですね。

YONOA:いまって、大手企業に就職すれば安泰とか、公務員なら安心とか、そういう時代ではない。でも逆に言えば、どういう状況でも自分の意思が人生の指針になっていく時代だと思います。何かを変えたいけれど、どう変えていいかわからない人たちとか、チャレンジしたいけれど怖くて一歩踏み出せない人とか、大切な人との別れがあって悲しみから抜け出せない人とか、いろんな方が私のところに相談に来てくれたりしますが「困ったときは、ここに来よう」みたいに思ってもらえるような場所作りを「Pococha」でしたいと思っています。

――音楽活動では、詞や曲もご自身で作っているのでしょうか?

YONOA:全部自分で作っていて、50曲ぐらいリリースしています。自分で歌うだけでなく、楽曲提供の仕事などもしています。淡路島のサッカーチームであるFC.AWJのテーマ曲『We Can't Lose』や、ソニー・ミュージックレーベルズのアーティスト・遥海さんの『FLY』という曲は私の作曲作品です。

――「Pococha」で活動していて、嬉しかった出来事があれば教えてください。

YONOA:自分の居場所を作ってもらえたことですね。みんながいてくれる。コロナで音楽活動ができなくなったなかでこうして歌を歌える場所を作ってもらえたことは絶対に忘れられない喜びですし、こうして夢を繋いでもらえていることがなにより嬉しいです。

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