次期「HomePod」はスマートディスプレイ搭載か iOS 16からも登場が示唆される?

次期「HomePod」はスマートディスプレイ搭載か

 Appleのスマートスピーカー「HomePod」にて、次期モデルの開発が進んでいるとの情報が複数登場している。次期HomePodは、スマートスピーカー市場で苦戦するAppleにとっての救世主となるのだろうか。

販売終了した初代モデル

HomePod

 HomePodは初代モデルが2017年に発表され、2018年にリリースされた。円筒形の本体に大型ウーファーや複数のツイーター、マイクを搭載し、高音質な音楽再生が特徴だった。また、音声アシスタント「Siri」を活用したスマート機能も搭載していた。

 さらに2020年には、小型モデルとなる「HomePod mini」が登場。国内価格を1万円台に抑えたことや、気軽に部屋に設置できるコンパクトな設計から、市場から高い評価を得た。またサイズを小さくしたにもかかわらず、音質も十分なクオリティが保たれていた。

 一方で初代HomePodは、2021年に販売終了が発表された。これはHomePodの価格帯がスマートスピーカー市場のメインストリームから外れていたこと、またSiriの機能が十分でなかったことも、販売終了に影響したようだ。

次期製品は中間モデル?

HomePod mini

 ここからは報道やアナリストからの報告となるが、以前にブルームバーグは、Appleが初代HomePodとHomePod miniの中間サイズとなる製品を開発していると報告したことがある。初代HomePod miniの音量や音質では物足りない……という消費者には、うってつけの製品となりそうだ。

 さらにブルームバーグの別報道によれば、AppleはHomePodにセットトップボックス「Apple TV」やFaceTimeカメラを搭載した、スマートディスプレイのような製品を開発しているとのこと。スマートディスプレイをラインナップしていないAppleにとっては、同カテゴリへの製品投入も急務だろう。

 一方で著名アナリストのミンチー・クオ氏は、次期HomePodについて「ハードウェア設計の刷新はあまりないかもしれない」と報告している。次期HomePodでは、新機能の搭載などはあまり期待できないのかもしれない。

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