メトロック、日比谷音楽祭、やついフェス……オンラインでも楽しめる夏フェスは? 出演アーティストや視聴方法も紹介
今年2月に開催される予定であったBEAMS主催のフェス、『BE FES!!』は、今年7月から8月にかけて全国5か所のZeppで開催されることが決まっている。オフラインでは周辺施設や近隣のビームス店舗にてコンテンツを展開するなど、地域との密接なつながりを楽しむことができるイベントだ。札幌では奥田民生、東京では東京スカパラダイスオーケストラなどが発表されているほか、名古屋ではNulbarichやD.A.N.、大阪ではNovelbrightやchilldspot、福岡ではOKAMOTO'Sなど、大ベテランから気鋭の若手、ポップス界を牽引する存在まで、実力を持った幅広いアーティストの出演が決定しており、どの会場も見逃せない。流石に全会場現地まで足を運ぶのは難しいが、どの会場のライブもYouTubeにて無料配信されるため、近隣の会場に足を運びながら遠方の公演は配信で視聴するなど、現地と配信のどちらも利用して『BE FES!!』を満喫しつくすこともできる。夏の間は『BE FES!!』から目が離せない。
8月5日から7日までお台場にて行われる世界最大アイドルフェス、『TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)』も6月よりオンライン視聴チケットが発売される。現時点では配信の詳細など発表されていない点も多いが、昨年、オンラインと現地会場の同時開催となったTIFでは配信限定ステージもあり、配信ならではのコンテンツを楽しむこともできた。多くのステージが用意されるフェスでは、ステージ間の移動や食事など、ライブ以外の時間も楽しめるのが醍醐味でもあるが、観たい出演者の時間が重なったり隣接することもしばしば。特にアイドルフェスとなると、バンドセットや特別なステージセットでない限り、出演者間の転換時間も極めて少ない場合が多く、移動時間を削りたくなることもあるだろう。オンラインであればそういった場合でも移動時間なしで、より多くのステージを見ることができる。
会場に足を運び、会場で体感する音や出演者の熱量に身をゆだねるのは、もちろん珠玉の体験。だがスケジュールの都合がつかない場合や時勢的な不安、なによりフェスに馴染みがない場合でもオンラインフェスであれば軽い気持ちで参加してみることができる。夏に向けてフェスが増える季節、配信を利用しながら多くの音楽に触れるのはいかがだろうか。