コスメティック田中とコムドットやまとがが異色のコラボ “陰と陽”の組み合わせが生んだ効果
登録者数約36万人のコスメティック田中(以下田中)が、コムドットのリーダー・やまととの対談動画を公開した。
自身を陰キャと位置づけるコスメティック田中の行動力
田中は自身をぼっち、陰キャと形容しており、基本的には一人行動の動画をメインチャンネルで発信している。頭の回転の良さや独特のワードチョイスなど、随所にセンスを光らせ、直近の動画でも平均30万再生を安定的に記録している。
近年人気があるYouTuberは「元気」「明るさ」「勢い」を全面に押し出す一方、田中は持ち前の”陰キャ”としての魅力を発信。それが自身の視聴者層に刺さっていると分析し、ある意味時代の流れに流されず、我流で道を切り開いている。
そんな田中はTwitter上でやまとと相互フォローになったものの、自分では話しかけられないとツイート。それに気づいたやまとから声がかかり、今回の対談が実現した。コムドットの事前リサーチも欠かさず、「地元ノリ」をスローガンに掲げていることから、挨拶代わりに手土産として「地元の海苔です」と千葉の海苔を差し入れし対談がスタート。
対するやまとは田中から見ると「生粋の陽キャ」であると語る。そして「クラスに居ると仲良く出来ないかも」と語り陰キャと陽キャ、一見対極すぎる対談のように思えた。しかし内容はとても充実している。動画スタイルが真逆の両者は、お互いから学ぶ部分も多かった様子。
田中のコミュニケーション能力は高く、やまとの過去や思考を的確に引き出していき、淡々とした対談動画の中からも、両者の相性の良さが伺える動画となっている。
的確な内容をバッサリ 田中が引き出したやまとの魅力
昨年炎上が続いたりと苦しい時代を耐え抜いてきたやまとに対し田中は、「コムドットいじりは楽しいですよ」とバッサリ。さらにもっと弱みをさらけ出したり、自身の経歴を生かしても良いのではないかと思考を展開。
田中は「世間にはヤンキーだと思われている。偏見でクラスのヤンキーとコムドットが重ねられているのではないか」と考察する。しかし、実態としてやまとは上智大学に入学する頭脳明晰な一面ある一方、中学時代の部活ではキャプテンでありながらベンチメンバーだった過去があり、人間味があってよいコンテンツになる可能性を示唆した。
終始淡々とやまとの魅力を引き出した田中。コメント欄には「コムドットさんなんか変な偏見持っててごめんなさい」「イメージが180度変わった」「見たことないまま良いイメージもってなかったけど、マジですごい良い人やんコムドット」など、ポジティブなコメントが多数。
一つの言動が取り上げられる現代において、田中はあえて臆すること無く”突っ込みづらい部分”に足を踏み入れ、やまとの魅力を最大限引き出した。ファンの間からは早くも2回目のコラボに対する期待が寄せられている。