米のドカ食い系YouTuberが100キロ増量した“笑えない理由”　明かされた暗い過去とは

　YouTubeチャンネル『Nikocado Avocado』がこのほど、体重166kgと2014年のデビュー時から100kg増加に“成功”したことが分かった。

　2014年にYouTuberとしてデビューした当時は細身の少年でビーガンを極めていたが、2016年に突如として路線変更。ピザなどのファストフードを紹介し始めた。

　それ以来、大量のインスタント麺を料理したり、ハンバーガーを所狭しと並べたりして、ジャンクフードを食べまくっている。みるみる肥えていく同氏が、摂食障害ではないかと心配する人々から多くのメッセージが寄せられた。

　臨床神経心理学者のJulia Vázquez氏は「過食症の可能性もある。孤独の時に発症しやすい」と語り、肥満は脳卒中、癌、運動障害など様々な病気を誘発させると警鐘を鳴らす。

　実は、1992年5月19日にウクライナで生まれたNicholas Perry氏には暗い過去があった。5歳の時に米国ペンシルベニア州の家族に養子に出され、実の両親に見捨てられたという事実に苦悩し、10代の頃にOCD（強迫性障害）とADD（注意欠陥障害）という診断を受けた。

　ブロードウェイのオーケストラで演奏することを夢見て、2011～2012年にはニューヨークでバイオリニストとして生計を立てていたという。音楽活動を休止して2014年にYouTuberに転身し、迷走が始まる。それまでは、音楽が心の拠り所になっていたのだろうか。

　精神的に追い込まれて「ドカ食い」や「やけ酒」をしてしまった、という経験がある人も少なくないだろう。

　コロナ禍で心を病む人が多いと言われる昨今。心の病は誰にとっても他人ゴトとは言えず、これはただの笑い話では済まされないかもしれない。

（source）
https://english.elpais.com/society/2022-05-02/the-extreme-show-of-the-youtuber-who-gained-100-kilos-before-the-cameras.html
https://www.youtube.com/c/NikocadoAvocado
https://twitter.com/nikocadoavocado