耐火ガラスに溶岩を流し込むと? 海外YouTuberが行う型破りな実験
型破りな実験を続ける海外YouTuber「Superkot」(チャンネル登録者数 173万人)が、1つ興味深い実験を行った。該当の動画は2022年4月10日公開の「REAL LAVA vs Fireproof GLASS: Will It Break?」で、耐火ガラスに溶岩をかけるとどうなるのか、という実験だ。
耐火ガラスとは、文字通り「火に耐えられるガラス」を指す。耐火ガラスは急な温度変化に耐え、火を通しても割れないように作られている。用途はさまざまで、たとえば焼き鳥のような焼き場の前に設置するガラスから、火災時に耐えられる防火設備として利用されるものもある。
まずは耐火ガラスの耐久性を、バーナーを使って試す。「通常のガラス」と「耐火ガラス」の2種類を用意し、バーナーで炙る実験を行う。するとしばらく経った時点で、バーナーで炙っていた中央部を起点に、通常のガラスは突然割れてしまった。一方で耐火ガラスにはヒビが入り、バーナーを当てた箇所から溶け始めたものの、ガラス自体は割れて粉砕することはなかった。これで耐火ガラスの耐火性は証明されたことになる。
実験ではまず、通常のガラスを7枚重ねて、上から溶岩を流し込む。結果、通常のガラスは溶岩を置いた箇所を起点に割れていくものの、3枚目を割ったところで溶岩は止まった。ガラスが豪快に割れていく様子は、見ていて非常に気持ちいい。
次に、おそらく厚さ3cmほどある耐火ガラス1枚に、溶岩を流し込む。厚さは、先ほど通常のガラス7枚を重ねたものとほぼ同等だ。耐火ガラスの上に溶岩を流し込むと、触れた場所からガラスが溶けていき、まるで料理中に油で揚げるような音がしている。その後も耐火ガラスを溶かしていき、ヒビも入るものの、ついに割ることはなかった。900度以上と言われる溶岩でも耐えるのだから、火に備えた耐火ガラスの必要性がわかるのではないだろうか。コメント欄では「今回の実験も満足いくものだった」と賞賛している声が多かった。
Superkotは、このような日本では難しいような、大胆な実験を行うことに定評がある。たとえば2021年8月12日に公開した動画「Experiment: WOODEN WHEELS on a real CAR」では、本物の車に木のタイヤを取り付けると走れるのか、という型破りな企画を実施した。動画自体は、人が喋らずに淡々と実験を実施していくので、英語がわからない方でも十分楽しめる。Superkotの実験動画が気になる方は、この機会にぜひ視聴してほしい。