世界でもっとも危険なホテルとは? 海外YouTuberが一泊潜入調査

 海外のエンタメ系YouTubeチャンネル「JStu」(チャンネル登録者数 690万人)が、世界でもっとも危険なホテルに泊まる企画を実施した。該当の動画は、2021年11月17日に公開された「Overnight in the World's Most Dangerous Hotel」。

Overnight in the World's Most Dangerous Hote

 世界でもっとも危険なホテル「Frying Pan Tower」とは、なんとアメリカのノースカロライナ州沿岸から約50km程度離れた、Frying Pan Shoalsと呼ばれる浅瀬の上に建設されている。海面からの高さは、およそ75フィート(22.8メートル)。Frying Pan Tower元々、船が座礁するのを防ぐために、1964年に建設された灯台だ。その後、GPSとレーダーの普及により灯台の役目は不要となり、1992年に廃止。しかしそのまま廃止されることなく、現在は保存・修復を目的に、非営利団体のFPTower Inc.によってホテルとして運用されている。このホテルにはヘリコプターで行くことになり、中に1人オーナーがいる。

 ホテルと言われるだけあって中の設備は十分で、寝室やキッチン、シャワールーム、ビリヤードまで完備されている。一方でFrying Pan Towerが「世界でもっとも危険なホテル」と言われるのは伊達ではなく、冗談抜きで死と隣り合わせのホテルである。

 まず、ホテルの下にある海が非常に危険。下の海域は「Graveyard of the Atlantic(大西洋の墓場)」とも呼ばれ、かつて多くの難破船を出したほど厳しい海流となっている。さらにはサメも生息しており、1度落ちてしまえば命はないだろう。

 下は厳しい海域にもかかわらず、施設自体サビが進んでおり、いつ外の足場が壊れてしまうかわからない。実際に、彼らはヘリポートの上でラグビーボールを投げて遊んでいたが、ボールを取りに行った足場はサビが進んでおり、後に「あの時足場が壊れて、死んでいたかもしれない」と振り返っている。

 一方で、レジャーが多く用意されており、宿泊者が楽しめるようになっている。たとえば、夕食の食材を調達するために、釣りができる。厳しい海域のせいで周りに釣る人が少ないためなのか、簡単に魚を釣れていた。また、海面すれすれまでロープに吊られて降りられるアクティビティもあり、スリル抜群のレジャーも楽しめる。

 このような世界でもっとも危険なホテルで彼らは無事1日を過ごし、ヘリコプターで帰還できた。動画越しに伝わる彼らの緊張感と、危険なホテルで必死に楽しもうとする姿は、見ていて非常におもしろい。気になる方はこの機会にぜひ視聴してほしい。

 ちなみに、Frying Pan Towerの宿泊ツアーは週末に開催され、1,550ドル(約20万1,710円)で宿泊できる。死と隣り合わせのスリルを楽しみたい方は、1度宿泊してみてはいかがだろうか。

(Source)
https://fptower.org/

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