『今日好き 初虹編』最終話ーーカップル成立を果たしたのは? 次シーズンに思いを託すメンバーも
ゆいな、げんきに告白した理由は「やっぱ恋はラクしちゃだめ」
次週、5月9日より幕開けとなる『皐月編』。『今日好き』ファン各位はすでに承知済みだろうが、同シーズンにはゆいなとはやと(兼村隼人)の2名が『初虹編』継続メンバーとして参加を発表している。つまり、彼らは今回の旅では惜しくも運命の相手と結ばれなかったということ。それでも両者とも最後まで諦めない姿が特に印象的に光った。
ここあ(谷心愛)からおおはる(大木遥翔)、おおはるからゆいな、ゆいなからげんき(吉田元気)、げんきからゆうか(内山優花)、この並びで唯一のカップル成立を果たしたゆうかからくにはる(國本陽斗)を除いて、交わらない想いの一方通行が際立った『初虹編』の恋愛模様。初日時点での相関図では、男女とも全員が満遍なく誰かの気になる相手に選出されていたが、裏を返せば両想いとなる面々が少ないだけ、想いのすれ違いが発生する可能性も高かったわけだ。ゆいなもまた、そのうちのひとりだったのである。
告白直前の“最後のアピールタイム”にて、ゆいなはおおはるに想いを告げる。その内容は、どうしても自身の想いがげんきに向いているということ。それでも、お互いの共通点であるバスケットボールを楽しみ、サインペンでボールに記した「ゆいに似合う男になる!」というメッセージに、おおはるは最後の望みを託す。『初虹編』はとりわけ“好き”と言うべき場面で、あえて遠回りな表現を選ぶメンバーが多かったものの、おおはるの今回の言葉選びは天晴れ。スタジオからも高評価の嵐だったし、高嶺の花であるゆいなには、ある意味で“好き”よりもストレートに届いたのではないだろうか。
それでも結果は変わらず。敗色濃厚、というよりもほとんど悲しい結末を察しながら、ゆいなはげんきに告白。2日目に電話を繋いだ姉・ゆうちゃみ(古川優奈)の教えに忠実に、そして何より自分らしさを貫くために、自身の信念に従った答えを出した。
その真摯な人柄を語る上で容姿の話題を出すのは別問題に思えるが、やはりギャルには自分に素直でいてほしい。ゆいな自身も「やっぱ恋はラクしちゃだめ」と、自身の選択の理由を振り返っていただけになおさらだ。ある種の“安定”とも言い換えられる、おおはると結ばれる幸せと恋愛の本質を天秤にかけたゆいな。改めて、彼女のしっかりとした人柄を感じる一幕だった。そんな彼女の想いを受け止めながら、こちらも自身のキモチに正直に、ゆうかに告白をしたげんき。彼の決断もまた、ゆいなの選択が間違いなかったと裏付けるようでもあったと付け加えておこう。