これが本当のロケットパンチ? ”もっともパワフルなボクシンググローブ”をYouTuberが制作
並外れた企画力で人気のオーストラリアYouTuber「I did a thing」(チャンネル登録者数 296万人)が、”もっともパワフルなボクシンググローブ”を作る動画を公開した。該当の動画は、2022年5月1日公開の「I Made The Worlds Most Powerful Boxing Glove!」。
動画で作るのは、拳を前に発射して相手にパンチする、非常に危険なボクシンググローブ。まず彼は、ボクシンググローブを発射するために、実弾ではない火薬だけの銃砲「空包」を利用してみた。パイプにボクシンググローブをつなげ、そこに空包を装填。空包に衝撃を与えることでボクシンググローブを発射しようと試みたものの、グローブの重量に耐えられるほどの威力がなく、うまく前に発射できなかった。
空包の代わりに使用したのが「Nangs」だ。Nangsとは、中が亜酸化窒素で満たされた小さな金属製の電球。電球を割ると、中から勢いよく噴射される特徴がある。パイプにNangsとボクシンググローブを取り付け、いよいよ完成。
実際に、ボクシンググローブを発射。ボクシンググローブが勢いよく前に発射され、見事成功した。人に当たれば怪我をしそうなほどのスピードで発射されるので、普通に危険。水入りのボトルに向けてボクシンググローブを発射すると、威力のあまり蓋が取れてしまい、中の水が飛び出していた。
ただし、こちらのボクシンググローブには弱点もある。まず音がすさまじいので、耳に悪いらしい。あと、Nangsの中の亜酸化窒素は冷たいガスなので、発射ごとに皮膚がとても冷たくなってしまう。自分の身を削りながらも相手に攻撃を与えるボクシンググローブは、見ていて非常におもしろい。
このように、子どもの思いつきみたいな企画をYouTubeで実施してしまうのが「I did a thing」の魅力。たとえば過去に投稿した「I Made the World's Most Powerful Hammer!」では、これまた”もっとも危険なハンマー(金槌)”を作ってしまう危ない動画を投稿し、現時点で1,141万回も再生されるほどの人気を誇っている。I did a thingはそれほど動画の投稿頻度は高くないものの、どの動画も百万回以上再生されるほどの、コンテンツ力の高さが特徴。
今回紹介した動画も終始コメディ調で進められ、何度も試行錯誤する姿勢への関心と、普通に危ないものを開発してしまう笑いとで、非常におもしろい動画となっている。気になる方は、この機会にぜひI did a thingの動画を視聴してほしい。