『彼とオオカミちゃんには騙されない』11話ーー脱落したまゆの復活は……告白直前に“オオカミちゃん”疑惑のメンバーが動き出す

　いよいよ最終回まで残すところあと1話。共同作業として取り組んできたフードトラックでの販売イベントは生憎の雨にもかかわらず大盛況。売り上げノルマを達成し、さらに“復活投票”数が“オオカミちゃん投票”数を超え、脱落メンバーのまゆ（北澤真悠）は見事復活を遂げた。

　まゆが復活するなり全員の前で彼女を月LINEに誘い出すサスケ（SASUKE）。自分がいない間にどんなLINEの応酬があったか聞くまゆに、サスケはゆなから月LINEで誘い出されたことだけ話していた。ただ、それはあくまで自分を励ますためだったということに留めたが、本当にそれだけな気もするものの、冒頭言い出しづらそうに切り出したサスケの様子も少し気になるところだ。復活早々のまゆに要らぬ心配をかけまいとしたのか、あるいはやはりまだここでは話せない何かがあるのか。何かしら“彼”に関する話で、口に出せないのか。とにかく、自分ではない誰かの秘密を必死でサスケは守っているように見える。

　さらに、レオ（松本怜生）が月LINEをまゆ宛で使うというまさかの展開。これは、サスケがまゆには言えないことをレオが代わりに伝えようとするのではないだろうかと思える。あるいは、まゆ不在時に起きた出来事の詳細を共有しようとするのか。

　中間告白で初恋を実らせたユナ（YUNA）とショーンだが、どこからかボタンのかけ違いが起こり気持ちや温度感がすれ違い始めていた。そんな中、ショーンがユナに使った月LINEでは、友達宣言が飛び出す。「これ以上は進めないと思う」というショーンに対して、ユナは「私はショーンといる時が一番いい」と話すも、この温度感のギャップを埋めるのは難しそうに思える。初恋ゆえの臆病さもあってか、あるいは相手への期待が大きすぎたのもあってか、互いが相手の出方を見計らっているうちに遅々として関係性は進まず、自然消滅に近い形になってしまったのかもしれない。