ヒカル、実兄に仕掛けた“心温まるドッキリ” 方向性を大きく変える家族動画は新たなカードとなるか

 YouTuberのヒカルが、自身のチャンネル運営における裏方として長年活動する実兄のまえすに心温まるドッキリを仕掛けた。

仕事で欠席予定のまえっさんを娘の入学式に送り届けてみた

 4月29日に公開された「仕事で欠席予定のまえっさんを娘の入学式に送り届けてみた」と題した動画でヒカルは、撮影日時が4月7日の23時55分と説明したうえで、翌日にまえすの娘が小学校の入学式を控えていると明かした。家族が暮らす関西から東京へ単身赴任して働くまえすは、一人娘の大事な門出に立ち会うべく、ヒカルに休暇を貰えないか打診していたようだが、「大事な撮影があるから」という理由で却下されていた。

 しかし、「大事な撮影」とは、まえすを娘の入学式に送り届けるロケ企画だった。ヒカルは、まえすが多忙のため家族との時間をなかなか取れない現状を踏まえつつ、「小学校の入学式って大事じゃないですか」と説く。さらに、小学校の入学式には家族での記念撮影があるとしたうえで、「このままいったら、まえっさんの奥さんと娘だけで撮ることになってたんですよ。でも、そこは家族3人で写真を撮ってもらいたい」と兄を思いやった。

 そうとも知らずに撮影部屋へやってきたまえす。到着早々、カメラを回し始める現場の空気を訝しむ兄に対して、ヒカルは「今日の企画を発表します。『まえすが子どもの入学式に間に合うように拉致して関西行ってみた!』」とタイトルコール。呆気にとられるまえすをお構いなしに車に乗せて、一路、関西へと向かった。

 数時間後、まえすの妻子が待つヒカル兄弟の実家に到着。兄の子どもと久しぶりの対面をしたヒカルは、「めちゃくちゃまえっさんの娘が大きくなってて、それこそ普通にしゃべれるようになってて、成長にびっくりしたな。ちょっとエモかったな。子どもっていいなってちょっと思った」としみじみ。スーツに着替えると、まえすは父親の顔に。ヒカルは「まえっさんが心なしかいつもの何倍もイケメンに見えた。娘とおる時のまえっさん、ちょっと違うな。オーラ纏うな」と兄を見直していた。

 小学校に到着し、まえすとまえすの妻が新品のランドセルを背負った娘の手を引く後ろ姿を見送るヒカル。その光景を前に「記念すべき瞬間過ぎる」と言い、「エモすぎるやろ、これ。どうなっとんねん。ヒカルチャンネルにないでしょ、こんな光景」とうれしそうに語った。

 本動画の再生回数は、4月29日時点で128万回をマークしている。最近では、長年音信不通だった実の父親を度々YouTubeチャンネルに出演させ、安定して100万再生以上を記録しているヒカル。近頃、再生数の低下が課題となっているヒカルチャンネルだが、家族動画を一つのカードとして定期的に更新することが活路となり得るかもしれない。

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