航空券を奢られるまで空港を出られない旅行系YouTuber、見知らぬ人の優しさに触れて感動する

 海外で絶大な人気を誇る旅行系YouTuber「Yes Theory」(チャンネル登録者数 737万人)が、見知らぬ人から航空券を買ってもらうまで空港を出られない、という驚異の企画を実施した。

Can’t Leave Airport Until a Stranger Buys Me a Flight

 舞台はロサンゼルス国際空港。2人がそれぞれ航空券を買ってもらえるように交渉し、どちらが先に手に入れられるか、という対決形式で実施された。さっそく空港にいる人に「今対決していて、どちらが先に航空券を買ってもらえるか勝負しています。行き先はどこでもいいので、航空券を買ってもらえないでしょうか?」と、交渉していく。しかし、簡単に航空券を買ってもらえるはずもない。そもそも空港では、搭乗時刻に間に合わせるために搭乗者は急いでいるため、何度も断られることになる。「本当に難しい……」と嘆いていたところ、ある1人の男性に出会ったことで急展開していく。

 その男性はラスベガスへ行こうとしていたが、遅刻してしまい飛行機に乗れなかったのだという。男性は急いでいたため航空券を買ってくれる時間はなかったものの、動画のためだと言い、なんとVenmo(個人間送金サービス)で1,500ドル(約18万円)のお金をくれたのだ。これにはさすがにかなり驚いており、「1,500ドルももらった!!」と動画のメンバーに共有すると、最初は信じてもらえないぐらいビックリしていた。もらったお金で行き先をハワイにし、さらにファーストクラスに搭乗するという、誰しもが予想できなかった展開になった。

 一方でもう1人の対決相手は、ついに航空券を買ってもらえる人が現れず、空港内で1日夜を過ごすハメになる。そこで翌日には作戦を切り替え、127ドル(約1万6000円)を目標に、多数の人から少額ずつお金を譲ってもらうことにした。この作戦が功を奏し、多くの親切な人々に譲ってもらってお金が集まり、コスタリカ行きの航空券を手にした。

I Hitchhiked the World's Deadliest Train (20hrs across the Sahara)

 Yes Theoryのおもしろさは、単に企画を実行するだけでなく、人の優しさや新たな人との出会いを焦点に当てている点にある。たとえば行き先のハワイでも、見知らぬ人と新たに出会い、そこでともに楽しむ様子を動画で届けている。また、コスタリカ行きの航空券を手にするため、誰かもわからない人にお金を譲ってくれた優しさに感動するシーンもある。このように、単にウケを狙った企画ではなく、人の素晴らしさに焦点を当てて動画を作り視聴者を楽しませるのが、Yes Theoryの魅力なのだ。チャンネル登録者数737万という人気を誇るYes Theoryの旅動画の魅力に触れたい方は、この機会にぜひ視聴してほしい。

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