入力バグが起こらないコントローラー? 海外YouTuberが紹介
ゲーム機器の解説をメインに投稿するアメリカのYouTuber「WULFF DEN」(チャンネル登録者数 69.7万人)が、2022年4月8日公開の「A Nintendo Switch controller that’s BUILT DIFFERENT [NO DRIFT]」のという動画で、ドリフトの起こらないコントローラーを紹介した。
Nintendo SwitchのゲームをJoy-Conを利用して遊んでいると「コントローラーが思った方向に動かない」「触っていないのに勝手にスティックが動く」などの現象が見られることがある。この現象を「ドリフト」と呼び、Nintendo Switchで問題視されているトラブルの1つで、多くのユーザーの頭を悩ませている。WULFF DENは、中国のゲームアクセサリーを手がけるGuliKitの商品「The Gulikit King Kong Pro 2」が、ドリフトが発生しない質の高いコントローラーだと紹介した。
The Gulikit King Kong Pro 2は、Xboxコントローラーに似た形状になっている。The Gulikit King Kong Pro 2では、中国で特許も獲得しているサムスティックの技術を用いている。Joy-Conがドリフトを起こすのは、コントローラーを使用することで内部のカーボンがこすれてしまい、正常に反応しなくなるため。一方でThe Gulikit King Kong Pro 2は、サムスティック内部にカーボンではなく磁石を使用しているため、内部でこすれることがなく、ドリフトが起こらないとしている。実際にGuliKitの公式HPでも「特許を獲得した電磁気のスティックで、ドリフトが起こらない」と明言している。WULFF DENも「ほかのサードパーティ製(開発元以外が提供する製品)よりも高品質な製品だ」と評価している。
一方動画内では、The Gulikit King Kong Pro 2の弱点についてもいくつか触れている。まずはスティックの可動域が大きいので、慣れるまで時間がかかるとのこと。特に精密なコントロールが必要なFPSゲームや格闘ゲームなどで使うと、最初は苦戦するかもしれない。また、動画内では明確にデメリットとは言っていないものの価格は70ドル(8,978円)と伝えており、やや高い(日本のオンラインショップでは7,000円台で販売している)。今や3,000円未満でも、優れたNintendo Switchのコントローラー製品はある。一方でThe Gulikit King Kong Pro 2は高級感あふれ、かつドリフトも起こさないのであれば長く使えるので、長期的に見ればコスパがよい製品とも捉えられる。スティックが正常に動かず頭を悩ませている方は、購入を検討してみてもよいだろう。
WULFF DENの動画では、ゲーム機器に関するマニアックな情報を伝える企画を投稿しており、ゲーム好きな方からすれば非常に興味深い内容となっている。たとえば以前「My OLED Switch Finally Burned In...」という、Switch有機ELモデルを3600時間点灯させた結果、どのような現象が起こるのかというおもしろい動画も投稿している。さらにWULFF DENの動画は日本語の字幕がついているので、英語がわからない方でも楽しめるようになっている。ゲーム好きな方は、この機会にぜひWULFF DENの動画を視聴してほしい。
(Source)
https://gulikit.com/productinfo/737791.html