業界最速リフレッシュレートのゲーミングスマホ「RedMagic 7」日本上陸 プレイしてわかったハイスペックさ

ゲーミングスマホ「RedMagic 7」レビュー

 Nubiaから発売になった「RedMagic 7」はゲーミングスマホと呼ばれるカテゴリの製品だ。各メーカーがハイスペックなスマートフォンを展開する中で、ゲーミングスマートフォンは高速CPUの搭載はもちろんのこと、大容量のメモリに加え、高速表示と高タッチ反応のディスプレイ、さらにゲーム用のコントロールボタン(A/Bボタン)を搭載するなど、ゲームプレイに特化した機能を豊富に搭載している。また、本体デザインにも特徴を持たせた製品が多い。RedMagic 7はゲーミングスマートフォンの特徴がすべて搭載されている製品でもあるのだ。

Nubia RedMagic 7
Nubia RedMagic 7

 今回テストしたRedMagic 7の本体カラーはSuperrnova。背面は透明のバックパネルで覆われており、内部構造を見ることができる。一般的なスマートフォンでは滅多に採用されないデザインだが、一部のパーツがLEDライトで光るなど、その派手な外観はゲーミングPCに通じるものがある。

RedMagic 7
RedMagic 7の背面。透明で内部を見ることができる

 本体の右側面は、両端の一部がフラットになっている。これはショルダートリガーで、本体を横に向けて持った時に左右の人差し指を載せゲームコントロール用のタッチボタンとして使うことができる。高度なバトルゲームなどでは複数の指先操作が必要だが、RedMagic 7には物理的な左右のコントロールボタンが搭載されているのである。

RedMagic 7
本体右側にはショルダートリガーを搭載

 本体の左側には赤いスライドスイッチがある。これは「Game Boost」スイッチで、ONにすると画面表示がゲームモード「Game Space」となり、RedMagic 7をゲーム専用機のように使えるのだ。ゲームをプレイするときはもちろん通常の画面からゲームアプリをタップして起動してもいいのだが、Game Spaceを起動すればメニューに出てくるのはゲームアプリだけであり、本体のパフォーマンスやボタンのタッチ設定などゲームに関する設定もまとめて行うことができる。

Nubia RedMagic 7
本体左にあるのが赤色のGame Boostスイッチ

 チップセットは現時点で業界最速のSnapdragon 8 Gen 1を搭載。ディスプレイは6.8インチ2400x1080ピクセル。画面表示のリフレッシュレートは165Hzと業界最速で、これは1秒間に165回の画面書き換えが可能という意味だ。ちなみにiPhone 13 Proは120Hz(120回)、iPhone 13は60Hz(60回)。さらに画面タッチの反応速度は720Hz、つまり1秒間に720回のタッチ操作に対応する。iPhone 13は120Hz(120回)なので、RedMagic 7がどれだけ高速に反応するディスプレイを搭載しているかがわかるだろう。

 日本ではメモリ構成により2つのモデルが発売され、メモリ12GB+ストレージ128GBモデル(Obsidian、ブラック)が9万1000円、メモリ18GB+ストレージ256GBモデル(Supernova、透明)が11万6000円だ。ちなみに18GBものメモリを搭載するスマートフォンはまだ市場に数機種しかない。その他、ガラスフィルムが2200円、保護ケースが3300円、RedMagicスマホクーラーが6600円(グレー)または6930円(透明)で販売される。

Nubia RedMagic 7
画面右上に見える「165Hz」は画面のリフレッシュレートの数値だ

 Red Magic 7はICE 8.0 Cooling Sysytemと呼ぶ冷却構造を内部に持ち、複数の冷却版により高負荷なゲームのプレイ中に発生した熱を放熱してくれる。さらに内部には回転式の空冷ファンを持ち、本体左右と背面のスリットから空気を取り込み、冷却後に排気するのだ。このファンは設定でゲームアプリを起動すると自動ONとなり、LEDライトで光らせることもできる。このように本体に空気取り入れのスリットがあることから防水防塵には非対応だ。だが高度なゲームプレイをする人には、防水よりも冷却性能のほうが重要となるだろう。

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