迫力とクリアさ兼ね備えたポータブルスピーカー『Tribit Xsound Mega』。持ち運びしやすいサイズ感で普段使いも快適!
音楽ストリーミング配信サービスが普及し、以前より日常的に音楽を聴く機会が格段に増えた。また、昨今のコロナ禍では、家で過ごす時間が増えたことで、気分転換に「音楽が聴きたいな」と思うことも多い。そこで選びたいのが持ち運びのしやすいポータブルスピーカーだが、製品は多く、ちまたに溢れており、どれがいいのかわからない人も多いのではないだろうか。
『Tribit Xsound Mega』は、持ち運びの心配もないサイズ感と便利な機能で、あらゆるシーンで音楽が楽しめるスピーカーだ。あまり小型のスピーカーの音質にはそれほど期待していなかったのだが、迫力のある重低音とクリアな中高音に惚れ惚れしてしまった。
小型でも迫力のある低音を響かせる『Tribit XSound Mega』
以前からポータブルスピーカーに興味はあったが、自宅には大型スピーカーもあるしイヤホンで音楽を聴くことも多いので、購入するまでには至らなかった。また、上述したように、小さい分音質もあまり良くないだろうという先入観もあったのだ。しかしその懸念を打ち砕いたのがこの『Tribit Xsound Mega』だった。
筆者は音楽制作を仕事にしているため、人より少しだけ音質には詳しいと自負しているが、『Tribit Xsound Mega』の音を初めて聴いたときはその音の良さに驚くほど感動した。自社開発のスピーカーは、低音域を伸ばすことでより豊かな迫力のある重低音を実現しているとのことだが、聴いてみると重みのある低音がしっかりと高音部を支えてくれるような安定感がある。ドライバーにはチタニウムドライバーを搭載しているので、歪みを最小限に抑え、繊細な高音域もクリアに聴こえた。試しにピアノ曲を流してみたところ、すっきりとした響きが印象的だった。
Bluetooth接続も簡単。3種類のサウンド効果で好みの音質に
スピーカーの上部には7つのボタンが設けられており、Bluetoot搭載のすべてのデバイスに対応している。NFC接続機能もあるので、面倒なペアリングも一瞬で完了。機械が苦手な人も、すぐに使うことができるだろう。
また、EQボタンによって、「X-bassモード」「音楽モード」「オーディオブック(Audiobook)モード」の3種類のサウンドモードを切り替えることができる。低音を強調したい時には「X-bassモード」、低音から高音までバランス良く聴きたい時には「音楽モード」、ラジオやPodcast、オーディオブックなどの音声にフォーカスして聴きたいときは「オーディオブック(Audiobook)モード」と、その時の気分や生活スタイルに合わせて切り替えが可能だ。
「X-bassモード」でとことん低音を強調したい曲を聴いてみると、クリアな音像を保ちながらもパワフルな重低音が胸に響く。キックドラムやベースといった音が、テンションを上げてくれた。「音楽モード」では主にインストゥルメント系の音楽を聴いてみたが、低音も高音も突出せずに心地よい。「Audio bookモード」は、声の朗読をはっきりと聴き取れる音質の良さで、上記2つのモードとしっかり気分を切り替えられて、読書時間に没頭できる音質であった。