アルピー酒井健太&DJ松永に聞く“廻しの難しさ” カオスな配信は「毎秒事故だった」
アルコ&ピースの酒井健太とCreepy NutsのDJ松永によるトークショー『廻しの天才』が、2月20日にABEMA PPV ONLINE LIVEにて有料配信された。
複数のラジオレギュラーを持つ酒井と、DJの世界大会『DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS 2019』で王者に輝いた松永の2人が、美川憲一やあのなど、一筋縄では回せないようなゲストを迎えてトークを展開。配信にはマルチアングル機能が導入され、トーク中の酒井と松永の表情はもちろん、出番を待つゲストの様子を覗き見することもできた。
冒頭の約40分は無料で配信されており、このトークを見るだけでもわかるが、本編はカオスそのもの。リアルサウンド テックでは、そんな極限状態のカオスをくぐり抜けたばかりの2人にインタビュー。なかば放心状態の酒井と松永が語った、配信の手応えとは。(編集部)
「あえて言うなら『毎秒事故』」(松永)
ーー改めて番組を終えてみてどうでしたか。
酒井:本当に疲れましたね。……HPがゼロだよ、俺。
松永:疲れもそうですけど、まだパニック状態が抜けてないですね。
酒井:整理が追いついてない(笑)。
松永:いつから頭が真っ白だったのか覚えてないです。
ーー最初は少し距離感のあった2人ですが、冒頭で松永さんが“酒井さん、結婚して腑抜けた論”に物申して一気に距離が縮まったのも面白かったです。
酒井:あー、たしかに! エモかったな。
ーー大きい敵を相手に背中を預けあっている感じもありましたし。
松永:ゲストを“敵”扱いしないでください(笑)。
ーー結果的に美川さんが軸になっていた、というのは、お二人も視聴者も予想できなかったのではないでしょうか。
酒井:ホントだわ。
松永:スターでしたね。一番大人でした。全部をわかって企画を成立させてくれようとしていたのは美川さんだけでした。
酒井:普通に会話できるのが美川さんだけでしたから。
松永:ホントだ!(笑)
ーー困ったら赤井貴さんにいくのかなと思ったら、一番強敵だったり。
松永:ほんとに怖かったです。
酒井:終始よくわかんなかったなー。
ーーお二人の中で一番印象的だったくだりはありますか?
酒井:松永の中指。美川さんに「アンタ、私になにやってんのよ!」と言われるまでの古典的な一連のくだりを自然にできたのは、本当に面白かったですね。
松永:俺はそうだな……酒井さんがいきなり美川さんのバーガーを食い出したのは笑いましたけどね。手になんか持ってるなーとは思ってたんですけど。まさかミカケンのを食うとは。
酒井:あれもミカケンの器のデカさだね。
ーー当たり前のように「ミカケン」と言ってますが(笑)。
松永:ほかでは絶対言えない(笑)。
ーータイトルが『廻しの天才』ということで、あらためて今回のゲストたちと絡んでみて、お二人の中で“廻す”という言葉に対する考え方は変わりましたか。
松永:逆に定義がわからなくなりました。
酒井:今日で一旦スクラップされた感じです。
松永:完全に破壊されましたもんね(笑)。もう再生するしかない。
酒井:再構築していくしかないよね。
ーー後日PPVを買う人に向けて、無料ゾーンである冒頭約40分以降の展開がどんなものだったか、一言で伝えるとすると?
松永:言葉にできないな……(笑)、あえて言うなら「事故」。「毎秒事故」ですね。
酒井:ずーっと事故。俺はそうだな……コメントでも来てましたが、「待ちに待った実写版『トイ・ストーリー』」じゃないですか(笑)。
ーー要所でのお二人のコメントも光っていた配信で、僕が一番印象に残っていたのは「キモい『僕らの時代』」でした。
酒井&松永:ギャハハハ!(笑)
酒井:あれはそう形容するしかなかったもんな。
松永:完全にその通りでしたね。