同性カップルが“当たり前”に生きていくために。詩(石橋菜津美)が示したメッセージ 『30までにとうるさくて』5話

『30までにとうるさくて』5話

 その一方で、遥・恭子・花音の3人は、波乱の展開に。まず、鎌田知也(柳俊太郎)との浮気により、異動を余儀なくされた遥。婚約者の長島奏多(堀井新太)には、その事実を伝えられずにいた。このまま、嘘をついたまま結婚するのは心苦しい。でも、浮気がバレても一緒にいてくれるのだろうか……。「知らぬが仏」という言葉もあるように、言わない優しさだってある。

30までにとうるさくて 5話

 一緒に暮らしているのに、嘘をつき続けなければならない。そんな生活に限界を感じた頃、長島は遥の同僚からすべてを聞いてしまう。「このまま、騙されて結婚しないでよかった」と家を出て行ってしまった長島。もしもあの時、本当のことを言っていたら、彼は許してくれたのだろうか。いや、どちらにせよ同じ結末になっていたのかもしれない。30歳を目前に、婚約破棄されてしまった遥の今後は、どうなっていくのだろうか。

30までにとうるさくて 5話

 また、恭子は精子ドナーが嘘をついていたことを知ってしまう。医療関係者だと言っていた人が、実はビラ配りをしているアルバイターで……。今後は、選択的シングルマザーになることの難しさだけでなく、見知らぬ人に精子ドナーになってもらう危険性なども描かれていきそうだ。

30までにとうるさくて 5話

 そして、花音は幸せの絶頂にいたはずだった。上場企業の社長・高村に見初められ、彼の会社で秘書として働いて。玉の輿を狙う彼女にとって、描いていたとおりの未来がやって来ていた。しかし、高村の家に資料を取りに行くと、そこには彼の娘がいて……。遺影から察するに、妻とは死別しているようだが、花音はそれでも結婚を考えるのだろうか。

 婚約破棄に、同性カップルの結婚、選択的シングルマザーになることの難しさや、ステップ・ファミリーについてまで。多種多様な問題に向き合っている『30までにとうるさくて』。どんな試練にも、勇ましく立ち向かっていく4人の姿を見て、毎週パワーをもらっている。

【場面写真】第5話ハイライト(全15枚)

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